2014年6月23日(JST.20:40) 小河正義
2014-06-24 改訂
図:(防衛省)江衛(Jiangwei) II型フリゲート艦、排水量 2,300㌧、同級10隻が在籍中で艦番号528「綿陽」は2004年就役の新型。フランス製短SAM HQ-7クロタル8連装発射機1基、YJ-83対艦ミサイル(射程120km) 4連装発射機2基を備える。
図:(防衛省)同じく江衛(Jiangwei) II型フリゲート艦、艦番号565は「楡林」2000年就役。
図:(防衛省)福清(Fuqing)型補給艦。中国海軍初の大型補給艦で満載排水量22,000㌧。4隻建造されたが在籍は2隻。補給ポストは3つあるが、前方の2基は燃料用で後部1基は水等の補給に使われる。
中国海軍の”ミニ艦隊”が鹿児島県・大隅海峡を通過、西大平洋から南シナ海へ航行中を自衛隊の航空機と、艦船が発見した。防衛省の統合幕僚監部が6月23日迄に公表した。
それによると、中国海軍の”ミニ艦隊”が見つかったのは6月22日午前2時頃。種子島の東薬110㌔の西太平洋上。同艦隊は中国海軍の『ジャンウェイⅡ級』フリゲート艦2隻、『フーチン級』補給艦、1隻の合計、3隻。
発見したのは海上自衛隊第13護衛隊(佐世保基地)の護衛艦『あさゆき』(2,950㌧)と同第1航空群(鹿屋基地)の対潜哨戒機、P3C『オライオン』。
自衛隊のその後の警戒監視の結果、中国海軍の艦船は国際海峡の大隅海峡を通過、南シナ海方面に向かったという。警戒監視活動の記録から、6月7日、沖縄本島と宮古島間の第1列島線を越え、南下した部隊と判明した。今回の航海の背景は調査、分析中。
[(海上自衛隊)対潜哨戒機P3C”オライオン”]
[(海上自衛隊)護衛艦”あさゆき”(2,950㌧)]