露、弾道ミサイル早期発見の最新レーダー、カリーニングラードで稼働開始


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[(PRESIDENT OF RUSSIA)フェーズド・アレーの弾道ミサイル早期探知レーダー"ボロネジーDM"]

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[(PRESIDENT OF RUSSIA)弾道ミサイル早期発見レーダー"ボロネジ-DM"関連施設]

2014年6月24日(JST.07:40)                                 John Bosnitch

ICBM、SLBMなど弾道ミサイル攻撃をいち早く探知する最新の早期警戒レーダーが、バルト海に面する『カリーニングラード州』で近く、本格稼働する。露国防省が6月24日までに明らかにした。『ボロネジ-DM』と呼ばれる”フェーズド・アレー』(位相差段列レーダー』。”飛び地”としてNATO軍と対峙する露防衛最前線で、新レーダーは探知距離、6,000㌔で同時に500の目標を探知追尾可能だと言う。

それによるとレーダー本体、関連地上施設は完成し、既に機能をチェックする試験運用が始った。約3ヶ月後を目途に実戦稼働体制に移行する。

『ボロネジ-DM』は兵員配置が少数で済み、採用したエレクトロニクス、コンピューター技術とも時代の最先端。既存の設備は、本格稼働を持って現役から退く。

ロシアは米国が進める『ミサイル防衛網』(MDシステム)構築に反発、在来型弾道ミサイルレーダー早期警戒網の最新装置への切り替え等対抗策を加速中。この分野で、米露は水面下で火花を散らしている。

カリーニングランド州は第2次大戦終了後、旧ソ連時代に併合した。ナチスドイツ、ポーランドがかって領有権で衝突を繰り返した。現在は旧ソ連崩壊後、対NATO軍の最前線で、プーチン政権は同州の地政学的価値を益々、重視している。