パキスタン国際航空、A310型機、着陸直前地上の銃弾浴びる。乗客ら3人重軽傷


2014年6月25日(JST.13:50)                                 John Bosnitch

パキスタン北部のペシャワル空港で、6月24日深夜、着陸直前のPIA(パキスタン国際航空)エアバスA310型機が地上から多数の銃弾を浴びた。客室に貫通した銃弾で女性客1人が瀕死の重傷。客室乗務員も2人が重軽傷を負った。同機はペシャワル空港に無事着陸。同空港は閉鎖措置を取った。

PIA等によると、地上からの銃弾攻撃の的になったのは、サウジ・リアド発ペシャワル行き、PIA756便。エアバスA310-300型機で乗客178人、乗員12人の合計190人が搭乗していた。

現地時間の午後10時30分頃、ペシャワル空港の手前6.3㌔、高度330㍍を着陸のため降下中、突然、機体の下面左右の胴体めがけて、地上から銃弾が乱射されたという。うち一部が機体を貫通。女性客1人が頭部に瀕死の重傷。客室乗務員のうちパーサー1人が銃弾3発を受け重傷、女性CA1人が軽傷を負ったという。

同機のパイロットは飛行を継続、無事、ペシャワルに着陸した。ILS(計器着陸装置)の誘導電波に乗っていた。

銃撃犯は、目下捜査中だが不明。なぜ同便が狙われたか等、事件の背後関係は判っていない。

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[(AIRBUS)銃撃を受けたPIAのエアバスA310−300の同型機]