ボーイング、第2四半期の生産機数を公表。B787型の増産が本格化


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[(Boeing)増産体制下のB787型、最終組み立てライン]

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[(Boeing)サウスカロナイナ州チャールストンのB787型、第2の製造拠点]

2014年7月4日(JST.07:50)                      Aaron Terruli

ボーイングが、7月3日、2014年第2四半期の生産・引き渡し実績を公表した。期間中の民間機部門の引き渡し機数は、合計181機。軍用機部門は人工衛星を含め47機だった。民間機の対前年同期に比較、7.1%増だったという。

この結果、2014年上半期の累計は民間機が342機。軍用機は93機。

民間機は好調で、牽引車は超ベストセラー機、B737型と双発広胴機の人気機種、B777型、B787型の存在だ。

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[(Boeing)B777型は需要に素早く対応するため生産ラインの自動化が進む]

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[(Boeing)B787型派生機の2番手、長胴型の-10シリーズが誕生すれば文字通り”ドリームライナー”となる]

第2四半期の生産・引き渡しの機種別実績は次の通りだ。民間機部門はB737NG型、124機(上半期累計、239機)。B787型、30機(同:48機)。B777型24機(同:48機)。B747型、2機(同:6機)。B767型1機(同:1機)。

一方、軍用機部門を見てみる。固定翼機ではF/A18EF『スーパー・ホーネット』、電子戦攻撃機EA18G『グラウラー』が合計12機(同:23機)、F15『イーグル』、4機(同:

8機)、C17『グローブマスターⅢ』、2機(同:5機)、P8『ポセイドン』次世代対潜哨戒機、2機(同:2機)。AEW&C早期警戒管制機、1機(同:2機)。

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[(Boeing)世界最強の電子戦攻撃機、EA18G”グラウラー”]

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[(Boeing)空母艦載機の主力F/A18EF”スーパー・ホーネット”]

回転翼機の分野はどうか。CH47『チヌーク』多目的大型ヘリが15機(同:32機)。攻撃ヘリ、アパッチが9機(同:19機)。

サテライトは2基(同:2基)だった。

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[(Boeing)CH47″チヌーク”多目的輸送ヘリ]

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[(Boeing)攻撃ヘリ”アパッチ”]