[(Boeing)B777-X型機の客室は快適性重視で、B787型機で得た技術革新成果を活用] 2014年7月16日(JST.19:40) Aaron Terruli ボーイングが開発中のB777型機の先進改良型、-Xファミリーの客室使用、デザインの概要が明らかになった。7月15日、『ファーンボロー国祭航空ショー』に合わせて発表された。乗客の快適性に最重点を置き、B787型機開発で得た技術革新の成果をふんだんに取入れるという。ライバル機との競争力が磨かれるとみている。 ボーイングによると、B787型機で導入した技術革新成果として客室高度を1.800㍍に保ち、酸素濃度が高くなる。湿度も高くし、長距離飛行後での喉などの乾燥、不快感が緩和されるだろう。機外の視界を広げるため窓の大きさがライバル機に比べ、15%増、同時に取り付け位置が目線に合わせ、乗客の多数が外界の風景を楽しめるという。 窓の明かりにも改良が施され、天井の感じがより広い空間を満喫可能なデザインとなる。ボーイングは、客室の設計、製造で乗客の快適性重視の姿勢を今後も業界のリーダーとして追究していく。 B777-X型機は既存のB777が最新のハイテク技術導入で完璧に生まレカワル。現在、ルフトハンザ航空、全日空、キャセイ航空、エミレーツ航空、カタール航空等6社から300機の注文が寄せられている。2017年に製造開始、2020年に1番機が引き渡されるという。