ボーイング、B737NG型機、通算5,000機の偉業。記念の機体は米海軍向けC-40A『クリッパー』


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[(Boeing)レントン工場の最終組み立てラインからロールアウト予定の通算、5,000機目のB737NG]

2014年7月16日(JST.23:50)              Aaron Terruli

ボーイングのB737NG型機が、製造開始から通算5,000機目の偉業を成し遂げる。同社が7月16日、今週中にロールアウトの記念式典を行うと発表した。記念の機体は、米海軍に納入するC-40A『クリッパー』輸送機仕様。軍民双方でB737NG型機が信頼性と人気の秘訣、単純な構造に加え、製造に米国人男女の技能工が多数、手作業で係ってきたからだ。

ボーイングによると、B737NG型機はB737クラッシクの後継機として、省エネ性能を武器に開発された。運航経費が抑制される機体と証明され、受注機数は6,804機。更にエンジンを最新型に換装したB737MAX型ファメリーが”出番”を待っている。最新のデータでは同機への発注が2,109機に達したという。B737型ファメリーは超ベストセラー機として疾走中。軍用機任務にもB737NG型機が選ばれ、米海軍の次世代対潜哨戒機P8A『ポセイドン』が誕生。ウエッジスタイルのレーダーを搭載したAWE&C、早期警戒機。輸送任務用のC-40A『クリッパー』型機等、100機の受注があった。

B737NG型機はB737型ファメリーの主役の座をB737MAX型に譲るが、名声は航空界に長く轟くだろう。