[(Boeing)カタール航空が仮発注を含め、100機購入で最終合意したB777-9X型機]
[(Boeing)B777-9X型機、大量導入最終合意で調印式に臨むカタール航空、ボーイング民間航空機、最高首脳]
2014年7月17日(JST.01:20 ) John Bosnitch
カタール航空が仮発注を含めボーイングとB777-9X型機、100機導入で最終合意した7月16日『ファーンボロー国祭航空ショー』で、両社が正式発表した。仮発注が履行されると、契約総額は377億㌦に達する。エミレーツの同型機、大量成約実現はB777-X型機の将来性を完全に担保した事になる。
契約によるとカタール航空とボーイングとの最終合意で、B777-9X型機50機発注が最終合意し、契約総額は189億㌦(公表機体価格換算)。仮発注の同型機契約が履行されると契約額は合計100機、377億㌦(公表機体価格換算)に跳ね上がる。
更に、カタール航空は同時にB777型貨物専用機、4機を確定発注し、4機の仮発注も行なった。契約額は24億㌦。エミレーツ航空と並び、急成長の湾岸の航空界の雄は、国際線分野で揺るぎない存在感を示しだした。ドバイ空港が世界のハブ空港に発展する野望は決して”絵空事”ではなくなった。
B777-X型ファメリーは、-8X、-9Xの2種類の開発にゴーがかかった。2017年、製造に着手、2020年に第1号機を航空会社に引き渡す計画。ジャンボ機に勝るとも劣らぬ客室スペースと複合材での最新主翼使用で、省エネ性能、航続距離延伸で他機種を寄せ付けないという。
既に6社から合計300機の確定発注が寄せられ、今後の需要増に世界が注目している。