2014年7月24日(JST.23:00) John Bosnitch
乗客乗員116人が搭乗のアルジェリア航空、マクダネル・ダグラスMD-83型機が7月24日未明、西アフリカ上空で消息を絶った。マリ共和国に駐在する国連部隊から同機がマリーアルジェリア間の国境の南方で墜落したとの連絡がはいったという。飛行可能な時間は、搭載の燃料切れが過ぎ、遭難は確実視される。
消息を絶ったのは、アフリカ中部ブルキナファソの首都ワガドゥグ発アルジェリアの首都、アルジェに向かったアルジェリア航空、AH5017便。7月24日、午前2時55分頃(現地時間)、地上との通信連絡を最後にその後は、すべての連絡が途絶したという。離陸後、50分が経過していた。アルジェ到着予定時間は7月24日午前6時10分(現地時間)。到着予定時間を過ぎ、燃料切れの時間もとっくに越え遭難は確実視される。
マリ共和国北部のガオーテサリットの中間で、墜落したとの未確認情報がある。一方、同機がナイジェリア領空内に入り首都のアミィ付近で墜落したとの情報ももたらされている。
マリ共和国に駐屯する国連部隊は、アリジェリア国境南方約500㌔地点で墜落したとしている。
遭難機はスペインのLCC(格安航空企業)のスウィフト航空からのリース機材。夏のバカンスシーズンの需要を捌くため、アルジェリア航空側の同時期のリース契約が恒例だった。