2015-02-06 松尾芳郎
防衛省統合幕僚監部によると(2015-02-05)、ロシア太平洋艦隊所属と思われる艦艇3隻が、5日午前6時頃上対馬の北東約75kmの海域を南西に航行するのを、海上自衛隊第1航空群(鹿屋基地)所属のP-3C哨戒機が発見した。
ロシア艦隊はウダロイ1級ミサイル駆逐艦1隻、ドウブナ級補給艦1隻およびゴーリン級航洋曳船1隻の計3隻で、その後対馬海峡を南下し、東シナ海に入った。
図:(統合幕僚監部)ウダロイ(Udaloy)I級ミサイル駆逐艦は満載排水量8,500㌧の大型対潜艦。強力なソナー、長射程の対潜ミサイル、対潜ヘリコプター2機、それにSA-N-9型個艦防空ミサイルを装備する。1980年から1991年にかけて12隻が就航し、現在8隻が現役にある。太平洋艦隊にはこの内4隻が配備されている。最近対馬海峡を通過した同型艦は昨年10月25日に「543」、同29日に「572」の2隻があるが、今回の艦は「548」である。
図:(統合幕僚監部)太平洋艦隊第31保障船舶旅団所属の補給艦ペチェンガ(Pechenga)は給油を主任務とする艦である。
図:(統合幕僚監部)
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