月別: 2022年2月

日英の次期戦闘機に装備するエンジンは、RRとIHIの共同開発

英国と日本は次世代型戦闘機の搭載するエンジンを共同で開発する体制を整えた。両国がはこのエンジンを、それぞれ開発する次世代戦闘機「テンペスト/英国」および「F-X (通称F-3)/日本」に搭載する予定だ。

(UK and Japan are cooperating on development of an advanced next generation fighter engine demonstrator which could lead to a single powerplant for the combat fighters planned by both nations, namely as Tempest of UK and F-X of Japan.)

スペースX、スターシップ・スーパーヘビーの打上げ近ずく

スペースXのCEOイーロン・マスク氏は、スターシップとスーパーヘビー・ブースターの開発状況について最新の情報を説明した。2月10日テキサス州ボカチカのスペースX社の「スターベース施設(Starbase facility in Boca Chica, Texas)」で組立完了したスターシップ/スーパーヘビーの前で行われた。これによると、現在FAAを含む監督官庁の発射承認を待っている状態で、許可が下りれば数カ月以内に打上げるという。

(SpaceX CEO Elon Musk updated how the development of the Starship and Superheavy is going. During a presentation at the SpaceX Starbase in Boca Chica, Texas, Musk showed off a fully stacked Starship and Superheavy. SpaceX is waiting on approval from the FAA to give them the green light to launch the spacecraft in the next few months.)

令和4年1月、我国周辺における中露両軍の動向と我国/同盟諸国の対応

令和4年1月、我国周辺における中露両軍の活動と、我国および同盟諸国の動きに関し、それぞれの公的部門等から多くの発表があった。以下にその項目と内容を紹介する。注目すべきニュースは次の通り;1. 北朝鮮のミサイル発射:北朝鮮は1月中に6回にわたり各種弾道ミサイルを日本海に向けて発射した。2. 2021年度(令和3年度)第3四半期までの緊急発進回数:こ緊急発進回数は785回に達し、2020年度の1年間の発進回数725回を上回った。中でも中国機に対する緊急発進回数が73 %に達し、ロシア機に対する回数を大きく上回った。3. 米空母打撃群2個群と海自の共同演習:1月17日〜22日の間、米海軍2個空母打撃群はフィリピン海から南シナ海で大規模演習を実施、これに海自ヘリ空母「ひゅうが」が参加した。翌23日中国空軍機39機が台湾南西部ADIZに侵入した。4. ロシア太平洋艦隊原潜の能力向上:太平洋艦隊配備の原子力潜水艦949AM型(オスカーII型)「アンテイ級」は近代化改修で対艦ミサイル「オニークス」と「カリブル」を72基搭載可能になる。(The military threat by Russo-Chinese forces around to Japan and Taiwan are increasing ever. Against the threat, Japan and its allies move to take a farther counter measure. Following four were noteworthy;-1. North Korea launched ballistic and/or cruise missile as match as six times to the Japan Sea. 2. Japan’s Air Defense Force conducted scramble flights 785 times since last April to December period, against Chinese and Russian aircraft, penetrating Japan’s ADIZ or territorial air space.3. During a week of January, two US Carrier Strike Group conducted maritime exercise in Philippines Sea and South China Sea joining with a Japanese helicopter carrier.4. Russian Pacific Fleet will have modernized nuke attack submarine by end of 2022, the sub will have 72ea of anti-ship missiles.

「尾身発言」は間違っていない。大切なのはメリハリの効いた感染対策だ

本稿は木村良一氏の寄稿です。オミクロン株が過去最大の感染の山、第6波を作った。1日当たりの新たな感染者は今年1月4日の1000人から、12日には1万人、13日には2万人、28日には8万人を突破するなど過去最多の記録を更新続けている。あっという間にこれまでで一番高い山、第6波を形成している。政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長らは1月21日、医療の逼迫を回避するため、「重症化リスクの低い若者は必ずしも医療機関を受診せず、自宅での療養することもあり得る」との提言を公表した。これは重症化しやすい高齢者の検査を確実に行うためである。尾身氏らの提言は「おミクロン株の特徴に即した対策が必要。人流抑制ではなく、会食などの人数制限が必要」、「渋谷駅前交差点がいくら混んでようとほとんど感染しない」と述べている。