エアバス、主翼改良型A321シャークレット初号機を引き渡し。
ーフィンエアーが5機導入ー
2013-09-08 小河正義
[フィンエアーが受領したエアバスA321シャークレット初号機。写真提供:エアバス]
エアバスはこのほど主翼改良型、A321シャークレットの初号機をフィンランドの代表航空企業、フィンエアーへ引き渡したと公表した。同型機は両主翼の左右先端部に第2の”小翼”をを取り付け、飛行性能を改善した。翼端で発生する空気の渦(ウィング・ボルテックス)を押さえることで空気抵抗が減少。結果、燃費改善効果に繋がるいう。A321型機は航空会社で人気NO1の双発狭胴型、A320シリーズのうち胴体が最長。最大、220人の乗客を収容する。フィンエアーによると、現有のB757双発ジェット機の後継機となる。5機を発注済み。フィンエアーはA321シャークレットの投入で運航する機体が、完全にエアバスファミリーに切り替わる。内訳はA320型、25機。A330/340型、11機。B787『ドリームライナー』のライバル、A350XWB型、11機。引き渡しは独北部、ハンブルク空港に隣接するエアバス工場で9月6日、行なわれた。
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