2014年2月17日 マーク・デブリン(米フロリダ州マイアミ)
[(Boeing)ル・ブルジェ空港での仏空軍AWACS近代化改修、初号機修了式典]
仏空軍が保有するAWACS(早期空中警戒管制機)E3F『セントリー』の近代化改修で初号機の作業が終了。記念式典がこのほどパリ郊外のル・ブルジェ空港で挙行され、消防車が放水で完成を祝った。同空軍は残り3機も同様の改修を実施するが、改修作業はシャルル・ドゴールのエアフランス整備工場に変更となる。
今回の仏空軍AWACS近代化改修は米仏防衛当局の合意に基ずきボーイングとエールフランスの整備関連企業、『AFI KLM E&T』が下請けとして協力、昨年6月から着手した。近代化改修は機体導入後の折返し点、通過を睨んで21世紀上半期の新情勢対応の大規模な内容。電気、機械、システム、コンピューター関連など機体性能は刷新された。米空軍向けのブロック40/45改修を踏襲している。
ボーイングは残り3機の機体改修でも『AFI KLM E&T』と協力体制を組む。
[(Boeing)仏空軍のAWACS機、ボーイングE3D”セントリー”]