ゴルフボールが時速241kmで鉄板に衝突すると


ゴルフボールが時速241kmで鉄板に衝突すると

 

−驚くべき衝突時の映像、ゴルファー以外の人も必見の価値あり−

 

2014-02-18  松尾芳郎

 

これはゴルフボールを時速241km (150mph)で鉄板に衝突させた時の映像である。ビデオ撮影のスピードは超高速の毎秒70,000フレーム、ボールが全く信じられない驚くべき変形する様子が映っている。ゴルファーもそうでない人もゴルフボールは相当に堅いと思っているが、これを見れば考えが改まる。

ゴルフクラブを振るときのヘッドスピードで時速240kmを出せる人はいない。タイガー・ウッズでさえ209km (130mph)、つまり秒速58mどまりだ。ボールを打つ時、こんなにつぶれるとは想像していなかったが、これから次ぎのことが考えられる。

 

  1. “タイトリスト Pro V-12”ゴルフボールは3層になっている。でも3層全部がつぶれるには、ヘッドスピードは少なくとも時速161km (100mph)、つまり秒速44.7m、以上が必要だ。これ以下だったらボールの性能を充分引き出すことが出来ず、距離がでない。
  2. ヘッドスピードが秒速44.7m以下の平均的なゴルファーの場合、2層のボールを使えば逆に充分つぶすことができ、ボールの持つ性能を発揮して飛距離を稼ぐことができるのではないか。タイトリストで云えば”NX Tour”である。
  3. 従って、ヘッドスピード秒速44.7m以下の普通の人は、3層の高価なボールを使うのは無意味で、むしろ安い2層のボールを使う方が理にかなっている。またビデオを見て解るように、ゴルフボールはこのようにつぶれるので長持ちしそうもない。プロがラウンドごとに新しいボールに取り替える理由が判る。

 

http://www.flixxy.com/golf-ball-slow-motion.htm

 

忘れないで!このビデオは毎秒7,000フレームで撮影したものです。

−以上−

本稿作成はダラス在住の友人からの情報による。