2014年6月22日(JST.09:50) John Bosnitch
次世代ステルス統合戦闘機、F35『ライトニングⅡ』が英国際航空ショーで一般公開飛行を行う。機体価格高騰、ステルス性能不足など批判は耐えないが、21世紀前半の欧米を中心にした空、海の主力機の座を明け渡す事は無い。英国防省は建造中の次期空母『クィー・エリザベス』(65,000㌧)、『プリンス・オブ・ウェールズ』(同)艦載機として空海軍統合部隊用に14機の発注を決定している。
[(Lockheed Martin、Royal Navy)空母搭載の垂直離着陸機、”ライトニングⅡB”]
[(LOCKHEED MARTIN,Royal Navy)英空母”プリンス・オブ・ウェールズ”の完成予想CG]
ロンドン郊外、ファーンボロー空港で開催する国際航空ショーはパリと並び、歴史と伝統に包まれている。同航空ショーで一般公開飛行を行うのは新鋭機の檜舞台へのデビューと技術の成果を世界にPRする場。製造メーカーに取って、名誉あるチャンスだ。
[(LOCKHEED MARTIN)空母搭載のF35″ライトニングⅡB”のテスト飛行風景]
[(LOCKHEED MARTIN、US AIR FORCE]実戦配備中の米空軍向けF35ステルス戦闘攻撃機]
ファーンボローの国際航空ショーは7月19日、オープニング・デーを迎えるが一般飛行公開予定機のうちロッキード・マーチンF35『ライトニング Ⅱ』がマスコミの話題の的となる。英国のテスト・パイロットで同型機の開発に参加したジム・スコフィールド氏は『英国民がF35はなんぞや』と知るまたとない機会という。