投稿者: 松尾 芳郎

中国、巡航ミサイル携行のH-6K爆撃機など多数が宮古海峡を通過

12-09 H-6K

我が国のメデイアは、中国軍機の宮古海峡通過について、あまりにも頻繁な飛行のため殆んど取り上げなくなっている。しかし、ここに述べるように事態は沈静化するどころか、昨今の中国軍による威嚇行動は一層高まっている。

防衛省統合幕僚監部の発表によると、この数日H-6K爆撃機を含む多数の中国軍機が相次いで宮古海峡を往復あるいは通過した。

防衛省、平成30年度防衛予算案に「長射程巡航ミサイル3機種の導入」に関わる経費を計上

F-35とJMS

小野寺五典防衛大臣は、12月8日の記者会見で、戦闘機搭載型の敵基地攻撃ができる長射程巡航ミサイルを導入するため、平成30年度防衛予算案に必要諸経費を盛り込む、と発表した。いずれも射程500 kmから1,000 kmの長射程巡航ミサイルのため、発射母機は、敵の防空システムの脅威を受けない遠距離から発射できる。このため母機の安全性が高まる。また、いずれも速度は亜音速だが、ステルス形状のためレーダーに発見されにくく、防空網を突破して目標に接近・着弾し易い。

エアバス「E-Fan X」ハイブリッド・システム、BAe 146リージョナル機で飛行試験を目指す

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将来の電動旅客機の実用化への道筋をつけるため、エアバス、ロールス・ロイスとシーメンスの3社が協力して「E-Fan X」と呼ぶ“ハイブリッド電動推進”システムを搭載した実証機の開発を進めている。

シーラス航空機の単発「ビジョンジェット」、600機+を受注

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シーラス航空機(Cirrus Aircraft)によると、同社が作る「ビジョンジェット(Vision Jet)」は大好評だ。「ビジョンジェット」は単発、5-7人乗りの超小型自家用ジェットだが、すでに600機を超える受注を獲得、この生産に5年掛かるという。

「加計学園問題」疑惑払拭には証人喚問しかない

 衆院選前の10月8日の日曜日、東京・内幸町のプレスセンタービルで行われた日本記者クラブ主催の党首討論会だ。NHKでテレビ中継され、自宅で見ていた。第2部の記者クラブ側の質問とそれに対する8党首の返答に移り、朝日新聞の論説委員が学校法人・加計学園の獣医学部の新設問題についてただした。

中国軍機、宮古海峡を頻繁に通過、遠洋訓練を常態化

西太平洋

H-6型戦略爆撃機を含む中国空軍機は、東支那海から沖縄県宮古海峡を通過、西太平洋に進出、遠洋訓練を行うことが常態化してきている。

防衛省統合幕僚監部の発表によると18日-23日の間に連続して3回も我国の防空識別圏(ADZ)を侵犯、宮古海峡を通過した。

ベルのV-280 テイルト・ローター機、間も無く試験飛行を開始、UH-60ブラックホークの代替を目指す

ベルV-280 バロー

1970年代から米軍のみならず我国などでも使用中の汎用ヘリコプター、シコルスキー製UH-60ブラックホーク(Black Hawk) の更新用として、ベル・ヘリコプター(Bell Helicopter) 社では次世代型テイルト・ローター機を開発中である。今年末からアマリーロ(Amarillo, Texas) で試験飛行を始める予定だ。

NASAが開発中の電動ターボファン旅客機と超小型電動飛行機X-57

NASA STRC-ABL

エネルギー効率と経済性に焦点を当てた航空のルネッサンスとも云うべき時代が間も無くやってくる。これからの設計技術者達は、飛行機の推進システムと機体設計を根本的に見直すことになりそうだ。NASAが検討中の電気動力航空機の概要を示す。

ドバイ・エアショー2017、エアバス・ボーイングの狭胴型機に空前の商談、我国からはC-2輸送機が参加

ドバイ地図

ドバイ・エアショーは、やや小さいが今年は注目すべきニュースがあった。一つはエアバス、ボーイングの新型狭胴機で空前の規模の商談がまとまったこと、もう一つは我が空自の新型輸送機C-2が展示され、湾岸諸国空軍幹部の注目を集めたことである。

与党の質疑時間は民主党政権で大きく削減 慣例となり既得権化した野党厚遇の時間配分

先の第48回衆議院議員選挙で当選した自民党の3回生議員が、森山裕国対委員長に対し「野党議員に質問時間が過剰配分されていた」とし「各会派の所属議員数に応じた配分」を申し入れた。 

 衆院選の結果、自民、公明両党は全体の67%にあたる313議席を獲得した。ところが質問時間の配分は慣例で「与党2割、野党8割」と野党に偏重している。