
関西空港で9月10日、午前8時半頃小型ヘリが使用中の滑走路に誤進入し、着陸態勢だった羽田発、全日空141便=B767-300型機(乗客・乗員140人搭乗)=が急遽、進入復航(ミスド・アプローチ)を余儀なくされた。25分後、全日空機は無事着陸。乗客にけが人等はなく機体も異常は無かった。
Su-34や最新のT-50 PAK FAなどの戦闘機開発でロシア空軍を支えるスホーイ(Sukhoi)社は良く知られている。しかしその子会社スホーイ民間航空機(SCAC)が、2000年から100席クラスのリージョナル機を開発していることは、日本では余り話題にされていない。
スホーイ・スーパージェット100と呼ばれるこの機体は操縦系統にフライバイワイヤ(fly-by-wire)を採用し、欧米の技術を多く取入れ、西側への拡販を目指している。すでにロシア国内で数社に採用され、ラオスとインドネシアにも引渡しが始まっている。先月行なわれたメキシコのLCC(low cost carrier)インタージェット(intejet)社への2機の引渡しは、本格的な西側進出の始まりとして関係者の注目を集めている。