カテゴリー: 航空と宇宙

ボーイングが建設中の中国・舟山工場が完成、2018年から737MAXの引渡し開始

舟山群島

ボーイングが中国の航空機メーカーCOMACと共同で設立する舟山工場は、“完成試験 & 引渡しセンター”として操業を開始する。そして顧客となる中国国内のエアライン向け737MAX型機の塗装、客室内装工事などを行うことからスタートする。

米空軍、空自向け無人偵察機「RQ-4グローバル・ホーク」製造に必要な部品等を発注

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米空軍は、このほどノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)社に対し、日本向けのグローバル・ホーク製作に必要な部品のうち、1億3,000万ドル分を発注した。発注した部品は、航空自衛隊が購入予定の「RQ-4 グローバル・ホーク(Global Hawk) 30 (I) 」3機分に関わるもので、製造に必要な長時間を要する部品、地上操縦装置2基分、性能向上型センサー類、予備部品、及び地上支援設備、等が含まれている。

中國・ロシア海軍、日本近海で合同演習を実施、ロシア軍偵察機が我国防空識別圏を侵犯

日本周辺

9月半ばから10月に掛けて、ロシア海軍と中国海軍の動きが我国周辺海域で活発化している。続いてロシア軍の新型偵察機が我国日本海沿岸に2度にわたり飛来した。以下にその概要を防衛省統合幕僚監部の報道発表を中心に、まとめてみる。今回我が国周辺に姿をみせた中国艦は、いずれも山東半島南岸の青島を基地とする「北海艦隊」所属の艦艇。

国産ロケット「H-3」、2020年度の打上げを目指し開発が進む

H-3ロケット

我国はH-IIAロケットを宇宙への運用手段として使っているが、これに続く次世代型の大型ロケットH-3は新しい基幹ロケットで、試作1号機が2020年度に種子島宇宙センターから打上げられる。H-3は2020年以降、世界市場からの受注を含めて年間6機程度の打上げを予定し、さらにその後20年間継続することを目標にしている。

クエスト・コデイアック100型機と瀬戸内Seaplanes

ゴルフ場

クエスト・コデイアック(Quest Kodiak) はクエスト航空機が作る高翼、非与圧式、単発、ターボプロップの不整地の離着陸が可能で、貨物や人員10名を運べる多用途機である。短距離離着陸性能を高めるために主翼には固定式ステップド前縁フラップを使っている。エンジンはプラット&ホイットニー・カナダ(P&WC) 製のPT6A-34ターボプロップ、出力750 shp、ドアは正副操縦士席の両側に1つずつと、後部に貨物積み下ろしと乗客乗降兼用の上下に開閉するクラムシエル・ドアを付けている。

ロシア次世代型原潜ヤーセン級2番艦「カザン」、NATO演習を偵察

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近着の外伝によると、NATO軍は、ノルウエイ沿岸を潜水し南方に航行するロシアの最新型原潜“カザン(Kazan)”(K-561)を探知したが、その位置特定/追跡に大変苦労した。“カザン”は、ロシアの“ヤーセン(Yasen)”級原子力潜水艦の2番艦でセベロドビンスク(Severodvinsk)のセブマシュ(Svmash)造船所で完成、今年3月31日に進水したばかり最新鋭艦。現在ロシア海軍への引き渡し前の試験航海を行なっている。

中国海軍艦艇、対馬海峡を北上し日本海へ

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防衛省統合幕僚監部によれば(29-09-15)、9月14日夜10時頃中国海軍艦艇4隻が下対馬南西120 km海域を北東に進み対馬海峡を北上し、日本海に入った。発見、追尾したのは鹿屋基地第1航空群所属のP-3C哨戒機と舞鶴基地第14護衛隊所属の護衛艦「まつゆき」及び佐世保基地第3ミサイル艇隊所属のミサイル艇「おおたか」である。

ユナイテッド・テクノロジーがロックウエル・コリンズを併合へ

UTC+Rockwell

2017年9月4日エンジン大手のプラット&ホイットニーなどの航空関連企業で構成するユナイテッド・テクノロジー社(UTC=United Technologies Corp) は、有力なアビオニックス・メーカー、ロックウエル・コリンズ(Rockwell Collins)社を300億ドル(3兆3,000億円)で買収することで両社は合意に達した、と発表した。

カッシーニ、土星探査の最終段階“グランド・ファイナル”に入る

カッシーニ探査機

カッシーニ・ミッションはこれまでの宇宙探査で最も成果を上げたミッションの一つである。NASAとヨーロッパ宇宙機構(ESA)およびイタリア宇宙機構(ASI) の共同プロジェクトで、極めて精緻に作られた探査機を使い土星システムの細部の調査をするのが目的であった。2016年末からは新しいミッショング“ランド・ファイナル(Grand Final)”に入った。そして9月15日に土星大気に突入、生涯を終える。

三菱MRJ、試験飛行中にP&W GTFエンジンが停止、緊急着陸

ver2

三菱航空機は、8月21日に発生した試験飛行中のMRJリージョナル機のエンジン故障“フレームアウト(flameout)”を受け、MRJの試験飛行を一時中断した。三菱によると、2号機”FTA-2”の左エンジンP&W製PW1200Gが飛行中に停止した。どのような試験を行なっている際に“フレームアウト”したかは明らかにされていないが、オレゴン州ポートランドの西170 kmの太平洋上に設定された訓練空域を飛行中に発生し、パイロットは直ちに左エンジンを停止した。