スホーイPAK FA T-50戦闘機、数年後には新エンジン装備

スーホイ・T-50

ソビエト体制崩壊後しばらく停滞していたロシアの航空宇宙と防衛産業は、プーチン大統領の下で息を吹き返し、以前をしのぐ勢いで発展しつつある。その象徴が8月25日に動画付き記事で紹介した「露、初の本格ステルス戦闘機『T-50』が2016年に実戦配備」である。露空軍は同機を60機導入する予定とされるが、PAK FA T-50に組込まれた新技術を中心にここで補足したい。

化学兵器使用報復で29日、対シリア空爆

欧米連合軍がシリアに対し、国内反体制派に対する化学兵器使用への制裁として巡航ミサイル等で空爆に踏み切る。米オバマ大統領の決断を待って8月29日(現地時間)、戦端を開くことが確実な情勢だ。ロシア、中国は対シリア軍事制裁に反発しているが、欧米連合軍の圧倒的戦力に傍観しかなさそう。

露海軍、対潜哨戒機接近で緊急発進

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防衛省は8月25日,日本海上空を南下する露海軍機2機編隊に対しスクランブル(緊急発進)行動を取ったと公表した。事案の重要性から日曜日だったが,遅滞無く情報を開示。日本列島上空の緊張状態を知る上で今後とも、同省の迅速な対応が望まれる。

露,初の本格ステルス戦闘機『T-50』が2016年に実戦配備

露空軍初の本格ステルス戦闘機『T-50』PAK FAの開発が着実に進展している。プーチン大統領は”強いロシア復活”の象徴として同型機の実戦配備2016年に設定した。原型機はすでに4機体制となり、今年秋には1機が露空軍に引き渡しの予定だ。2010年1月の初飛行から僅か5年で配備開始とは異例の開発スピードで、注目される。

新興国バブルの終焉

世界で1、2位の規模を占める米国と中国の経済政策の一大転換観測が、世界経済全体を揺さぶっている。悪いことに21世紀に入って世界の経済を牽引したインドやインドネシア、ブラジルなど主要新興国では、通貨急落や株価下落、金利上昇に襲われて経済の混乱に拍車がかかりだした。