
本稿は鳥居徹夫氏の寄稿です。10月31日投開票の総選挙は、マスコミの予想が大いにハズれ、自民党は単独で絶対安定多数の61議席を確保した。野党の立憲民主党は14議席減の96議席。共産党も2議席減の10議席であった。とりわけ激戦区で競り勝った自民党候補が多かった。
有力議員が多く落選した立憲民主党は、枝野代表が辞意を表明した。共産党への依存度を増す立憲民主党に、労働団体の連合は距離を置き始めた。
来年は参議院選挙がある。特に比例代表における参議院選挙と今回の総選挙と連動したのが自民党で、連合と不協和音が目立ったのが立憲民主党であった。