《教科書で教えたい近現代史(その2)》
本稿は鳥居徹夫氏による論考である。韓国は、「明治日本の産業革命遺産」を紹介する「産業遺産情報センター」(新宿区)の展示についてクレームをつけ、ユネスコは日本に説明を求めた。
韓国は明治産業遺産の一つである端島(通称:軍艦島)について「朝鮮半島出身者が強制連行された」というウソを世界各国に発信した。
令和5(2023)年9月14日にサウジアラビアのリヤドで開かれたユネスコの世界遺産の会議で、日本は「強制労働の事実はない」と追加展示も行い、一次資料をもとに反論した。ユネスコは「日本側は適切に対応している」と評価した。
当時の韓国の言い分は、「歴史の真実を展示するな」「ウソの事実を提示せよ」というのである。
とりわけ前大統領の文在寅は、歴史を捏造し反日感情を煽り、日韓の合意ですらも日本が相手なら無視して当然という、まさにアウトローなのだ。
韓国は、軍艦島を「監獄島」などとレッテル張りをしたが、誰もそのようなことをいう元島民はいなかった。当然のことである。
戦後の韓国政府による日本タタキと日本へのタカリは、強制労働という反日キャンペーンは挫折した。
それ以前も慰安婦問題を取り上げ、「20万人の女性」「強制連行」「性奴隷」という「3つのウソ」を世界的に拡散し、日本への誹謗中傷を繰り返した。
当時の日本政府は、弱腰で無頓着、ことなかれ主義もあって、日本と日本人への名誉を棄損させた。