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「生体肺移植」は本当に希望の光なのか

本稿は木村良一氏の寄稿です。今年4月7日、京都大病院(京都市)が新型コロナに感染した女性患者に対し、生体肺移植の手術を施した。京大病院によると、新型コロナ感染で肺の機能を失った患者への生体肺移植は世界で初めてで、記者会見で執刀医は「重篤な肺障害を起こした患者にとって生体肺移植は希望のある治療法だ」と話していた。