関西空港で9月10日、午前8時半頃小型ヘリが使用中の滑走路に誤進入し、着陸態勢だった羽田発、全日空141便=B767-300型機(乗客・乗員140人搭乗)=が急遽、進入復航(ミスド・アプローチ)を余儀なくされた。25分後、全日空機は無事着陸。乗客にけが人等はなく機体も異常は無かった。ヘリの機長は管制塔から滑走路手前で空中待機の指示が出ていたが、計器の操作に気をとられ管制指示を失念そのまま、高度1メートルで滑走路上に誤進入したという。滑走路手前3キロでヘリに気ずいた全日空機の素早い回避操作で、事故発生を未然に食い止めた。国土交通省の『運輸安全委員会』は発生当時の状況から”重大インシデント”に当たるとして現地へ事故調査官、3人を派遣した。関西空港事務所等によると小型ヘリは朝日航洋所属、ベル430型。朝日放送がチャーターし、報道目的外で移動中で3人が乗り組んでいた。
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