民主党の"裏スポンサー"に手を貸す航空行政


ー羽田発着枠割り振りでの奸計。JALに即刻、法人税課税を!!ー

2013-10-03      政治評論家  伊達 国重

日本の空の玄関、羽田空港の来春からの国際線増便枠割り振りで国土交通省がやっと決断した。国際交渉が不要の国内航空会社向けで全日空11枠(1枠=1往復)、日航5枠の裁断だった。日航の経営再建で過度の支援が行なわれ歪んだ競争条件是正で全日空への優先配分だったという。

ところが舞台裏では総理周辺の動きを牽制するマスコミ工作等、日航は”反安倍の動き”に狂奔したらしい。司令塔は日航のドン、稲森和夫名誉会長という。野田-前原連合画策で民主党政権再興へ動き出したと伝えられる。前原大臣時代、民主党にすり寄った国土交通省省事務方は政権交替から時間が経つのに、過去の呪縛から抜け出せない。発着枠傾斜配分という最もらしい判断を吹き込み官邸・自民党をまんまと丸め込んだ。冗談じゃない。消費税の3%増税で来年4月、国民は新たな負担を強いられる。担税力のある日航は向こう6年間、法人税減免で密かにほくそ笑んでいる。『まじめに働く者が報われる社会実現』が安倍ドクトリンのバックボーンと理解している。日航の税金逃れの特権を消費税8%時代に合わせ即刻、是正すべきだ。こうした杜撰な航空行政に大胆なメスを入れないと日本は航空中心のグローバル経済から完全に脱落すると言っていい。

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