ボーイング、2013年第4四半期の生産実績発表


 2014-01-06      マーク・デブリン(米フロリダ州マイアミ)

 737NG

図:(Boeing)民間機の生産代表ボーイング737NGは、737(-300/-400/-500)系列機の後継で、系列機には(-600/-700/-800/-900)がある。中短距離用狭胴型機で110~210席クラス、1980年代から就航、これまでに6,500機を受注し、2013年9月末までに4,600機以上を引渡し済み。日本では、ANA/41機、JAL Express/28機、JAL/14機、スカイマーク/27機、など多数使われている。

2013年に新型の737MAX開発がスタートしたため、以来需要は新型機に移行中。

 F:A-18Fスーパーホーネット

図:(US Navy)軍用機の生産代表、F/A-18E/F(これは複座機型F/A-18Fの写真)スーパーホーネット。第41戦闘攻撃中隊(VFA-41)所属の機体で、ペルシャ湾上空で作戦中のもの。両翼端にAIM-9サイドワインダー空対空ミサイル、翼下面パイロンにAGM-65マベリック空対地ミサイル、エンジン・インレット下の円筒はAN/ASQ-228赤外線目標追尾センサ、そして胴体下部には370-gallon型外付け燃料タンクが見える。1997年から量産開始、これまでに500機以上が作られたが、生産終了が近ずいている。寿命を延ばすため新たにコンフォーマル燃料タンクを付けた機体を海軍に提案している。

F/A-18Fを改造して電子線妨害機とし2009年末から配備されたのがEA-18Gグロウラーである。同機の電子戦用機器はノースロップ・グラマンが製造中。

ボーイング社は1月6日、『2013年第4四半期の生産実績』を発表した。

それによると期間中の民間旅客機製造機数は5機種で172機。機種別の内訳は

B737NG(次世代型)が110機、B777、B787型機が25機と同数。B747型機が8機、

B767型機が4機と続いた。

一方、軍用機部門では艦載機のF/A-18E/F戦闘攻撃機スーパーホーネットおよび電子戦妨害機EA-18G『グラウラー』が合計で12機。F-15『イーグル』戦闘機が11機。新型双発ジェット対潜哨戒機P-8『ポセイドン』4機。インド空軍向け戦略兼戦術大型輸送機C-17『グローブマスターⅢ』2機。ヘリコプターは大型輸送ヘリ『チヌーク』12機、攻撃ヘリ『アパッチ』6機。

衛星は2機だった。

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