東京都知事選 都知事にふさわしいのは田母神


2014-01-20 政治評論家 伊達 国重

 

来る2月9日に投開票の東京都知事選の主な顔ぶれが出揃った。

宇都宮健児前日弁連会長、田母神俊雄元航空幕僚長、舛添要一元厚生労働相、細川護煕元首相の四氏が有力候補とマスコミ各社は報道している。 詳しくはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/2014%E5%B9%B4%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E9%81%B8%E6%8C%99 を、ご覧いただきたい。

 

東京都知事選の選挙予測は意外と難しい。有権者の過半数が浮動票だからだ。マスコミ各社は告示前の現段階での予想として舛添と細川の戦いが軸になるという線で報道している。

 

しかし、政治観察者として四十年を閲する筆者が競馬になぞらえて見立てたところでは、本命馬が舛添、対抗馬が田母神、穴馬が細川、大穴馬が宇都宮というところだろう。

 

それも本命馬と対抗馬の差は僅差であろう。自民党内に舛添の人間性への嫌悪感が漂う中で、保守系の浮動票がある程度、田母神へ流れれば、田母神東京都知事誕生の公算は十分にあると観ている。

 

細川の出馬表明は、「馬鹿殿御乱心」という評価が最も妥当なところだ。細川を同じ元首相の小泉純一郎が原発問題で応援するという構図を、マスコミは囃し立てているが、小泉は付け火の愉快犯という役回り。付け火の動機は安倍晋三への嫉妬心にあると筆者は観た。誰も言わないが、本当のところは、細川も小泉も耄碌して、正常な判断能力がダメになっているのだ。

 

細川と小泉が唱える脱原発を本当に実行すれば、日本は滅亡への一直線だ。化石燃料をどんどん燃やして電気料金がどんどん上がって行っても良いという考えの有権者は細川に投票すれば良い。おまけに細川は2020年の東京オリンピック返上論が本音だ。告示後は、五輪返上論の本音を隠して、だんまりを決め込むだろうが、万一当選すれば、必ず言い出すだろう。

 

舛添は、過去のえげつない女性問題が仇となって、出馬は難しいのではないかと見られていた。本人もそのことはよく自覚していて、出たいような、そうでもないような思わせぶりなことを言いながら様子を窺っていた。年が明けても、絶対本命という候補がなかなか出馬しない情勢を見取って名乗りを挙げた。目下のところ舛添は、敵を作らぬ優等生発言に終始しているが、舛添の過去の言動の変節ぶりを知る人によっては、最も都知事にしたくない人物であろう。筆者も同感である。

 

宇都宮という男は、もともと我が国では低い弁護士に対する社会的信用を、ますます下げたいようだ。日弁連はいつから左翼政党の代弁団体に堕したのだろうか。宇都宮がどんな奇抜な空論の主義主張をしようと勝手だが、同じ弁護士仲間に迷惑をかけないように前日弁連会長という肩書を出さないのが、大人の見識というものだろう。

 

筆者の一押しは、元空軍大将の田母神である。直情径行の男だが、自衛隊で揉まれてきた組織人だけに組織運営の要諦は分かっている。原発有用論、強靭な防災都市東京をつくるという公約は、今の時代の東京都知事にもっとも相応しい。

 

都内の有権者諸君! 貴君がもし、いっぱしの見識を有している人士だとの自覚があるならば、迷うことなく田母神君に投票し給え。

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[健闘する田母神 俊雄、元航空自衛隊幕僚長]

−以上−