インドネシア空軍の次期戦闘機にスホーイSU-35有力


ー米、露、欧製が選定で激突ー

2014年1月20日   ジョン・ボスニッチ(ベオグラード)

インドネシア空軍の次期主力戦闘機選定で露米欧の戦闘機メーカーが競り合っている。国営、アンタラ通信等の報道を総合するとロシアのスホーイが製造中のSU-35多目的戦闘機が頭一つリード。プーチン大統領、軍需産業統括のロゴージン副首相が今後、ジャカルタへのセールス活動で先頭に立つと見られる。

インドネシア空軍は主力戦闘機の一つノースロップF-5『タイガー』が導入から30年以上が経過し性能劣化、部品補給の不都合等、作戦活動の円滑な遂行に障害が出ている。このため同空軍ではスホーイSU-35、ボーイングF-15『イーグル』、ロッキード・マーチンF-16『ファティング・ファルコン』、サーブJAS39『グリッペン』-等を候補機種にリストアップ。インドネシア空軍の21世紀全般の戦略との整合性を最終チェック中だ。

国防省、空軍高官は次期主力戦闘機は長距離空対空ミサイルの装着を必須条件に挙げており、運動性能等も勘案して露空軍の傑作機スホーイSU-35多目的戦闘機選定に軸足を移し出した。プーチン政権が売り込み成功のため提示する資金面の支援が焦点となる。

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[(SUKHOI)欧米の第4世代機と互角以上に戦えるスホーイSU-35多目的戦闘機]

 

以上