[(AIRBUS)エアバス機も熱い視線を送る潜在性に富むインド民間航空機市場]
2014年3月14日(JST.15:00) John Bosnitch
インドの民間航空機市場で向こう20年間に1,290機(1,900億ドル相当)の新造機需要がある事が判り、改めインド経済の潜在成長力が浮き彫りになった。
エアバスの予測では2032年段階で、73%が新規需要、27%が経年機材の更新用。客席数からみるとA320neoが代表する単通路機体の需要が913機、A330等の2通路機体だと322機、A380型機のようなVLAクラスは56機の需要が見込まれるとしている。インドでは現在343機の機体を運用中で、20年後に3倍に膨らむ。
こうした新造機需要を支えるのはインド航空市場の成長力。向こう20年間に年率8.6%の成長と推定、世界航空市場平均の4.7%を圧倒する。とりわけ、インド国内空路の成長率が10%の伸びで20年後に世界第3位のマーケットに育つ。エアバスとして市場獲得競争でライバル、ボーイングをリードしたいところだ。