米空軍、重輸送機ロッキード・マーチンC5M『スーパー・ギャラクシー』飛行隊、編成完了


C5M

 

[(US AIR FORCE)ドーバー空軍基地で、編成完了したC5M”スーパー・ギャラクシー”重輸送機飛行隊]

2014年4月4日(JST.11:50)                      Aaron Terruli

地球規模での米空軍輸送戦略の要の一つ、ロッキード・マーチンC5M『スーパー・ギャラクシー』を集約した重輸送機飛行隊の編成が4月2日午後、完結した。駐屯地は米東部デラウェア州のドーバー空軍基地。

同型機集約で最後の機体が、ジョージア州ドビンズ空軍基地から、ドーバー基地へ回航された。C5M『スーパー・ギャラクシー』は2009年2月、ドーバー基地で配備を始め、年々、機数を増やし、この日最後の機体の引き取りを無事、終了した。

米空軍は既存のC5B『ギャラクシー』の寿命延長と機体の全面近代化契約を製造元のロッキード・マーチンと締結。ジョージア州のマリエッタ工場で改修作業を実施した。生まれ変わった機体は、一機あたり4基のエンジンを、燃費に優れたGE製CF6-80C2型に換装。操縦室の計器パネルは最新デジタル方式を採用。航法、通信、安全関連装備も一新された。既に40年が経過した機体を更に向こう40年、実戦部隊で使用継続可能という。

MP14-0455 Lt Gen. Bash C-5M 87-0040 Delivery

[(Lockheed Martin)離陸中のロッキード・マーチンC5M”スーパー・ギャラクシー”]