米・国家運輸安全委員会(NTSB)のD・ハースマン委員長が4月25日、転出


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[(NTSB)転出するデボラ・ハースマンNTSB委員長]

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[(NTSB)委員長代行を努めるクリストファー・ハート副委員長]

2014年4月4日(14:30)                  Aaron Terruli

米国の陸海空、輸送機関が絡む事故原因究明に当たる米国の独立行政機関、『NTSB』のデボラ・ハースマン委員長が4月25日をもって、転出する。新たな仕事は『National Safety Council(国家安全会議)』の総裁兼CEO。同委員長は昨年7月、サンフランシスコ国際空港で起きたアシアナ航空、B777型機着陸失敗事故で、いち早く現地入りし原因究明の陣頭指揮、記者会見に応じた。

委員長退任は3月上旬、NTSBが公表している。後任はオバマ大統領が任命するが、当面委員長代行をクリストファー・ハート副委員長が勤める。同副委員長は2009年8月、NTSB入り、現在2期目の任期中。ハーバード大で法学士号、プリンストン大で航空宇宙工学の修士号を取得している。多発機のパイロットの資格を所持。FAA(連邦航空局)で航空管制の安全全般を監督する局長代理も経験している。航空分野のオールラウンド・プレーヤー。