デルタ航空、経年機の更新でエアバスA321-ceo導入


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[(AIRBUS)デルタ航空が導入するA321-ceo]

2014年6月3日(17:45)                        John Bosnitch

米三大航空会社の一角を占めるデルタ航空が狭胴・経年機材の後継機にエアバスA321-ceo型を選定した。同航空、エアバスが6月3日までに公表した。ライバル機B737MAXで競り合ったボーイングは敗れた。発注機数は15機(公表機体価格換算,8億5,000万ドル)。2018年から受領するが、大半の機体は米アラバマ州モビールに新設するエアバス初の米本土の最終組み立てラインから出荷されるという。

デルタ航空は狭胴・経年機材の後継機をボーイング、エアバス両社の次世代エンジン搭載の省エネ機から選定を進めていた。

同航空はエアバス製機体として、現在A320ファミリー126機、広胴型分野でA330型10機を運航。引き渡し待ちは今回の発注でA320ファミリーが45機、A330型が10機となる。

搭載エンジンはCFM-56-5Bを選定した。ボーイングがB787、B777両機種で今後、デルタ航空の機材戦略に食い込むか注目される。

建設中のエアバス・モービル工場は2017年からA320ファミリーを月産4機体制にする計画。