2016-05-31(平成28年) 松尾芳郎
防衛省統合幕僚監部によれば(28-05-30)、 5月30日(月)午前6時ごろ、北海道北端の宗谷海峡沖約120 kmの海域を東に向かうロシア海軍グリシャV級小型フリゲート2隻を発見した。発見、追尾したのは海上自衛隊八戸基地第2航空軍所属の「P-3C」哨戒機と余市基地の第1ミサイル艇隊所属「くまたか」である。その後ロシア艦艇がオホーツク海に入ったことを確認した。
図1:(統合幕僚監部)1970年代より就役が始まった満載排水量1,200 ton級の小型対潜艦グリシャ型の最新モデルで、1085-1994年にかけ30隻建造された。速力34 kt、兵装は口径57 mm連装砲1基、対潜ロケット砲2基・96発、対空ロケット発射機1基・20発。対空・対水上レーダー、艦底装備型ソナーを持つ。
図2:(統合幕僚監部)同上。
図3:(統合幕僚監部)宗谷海峡を東進するロシア海軍グリシャV級小型対潜フリゲート。一番右が(354)、下が(362)、左上は白波を蹴立てて反航する海自ミサイル艇「くまたか」。
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