投稿者: 松尾 芳郎

中国海軍艦艇、対馬海峡を北上し日本海へ

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防衛省統合幕僚監部によれば(29-09-15)、9月14日夜10時頃中国海軍艦艇4隻が下対馬南西120 km海域を北東に進み対馬海峡を北上し、日本海に入った。発見、追尾したのは鹿屋基地第1航空群所属のP-3C哨戒機と舞鶴基地第14護衛隊所属の護衛艦「まつゆき」及び佐世保基地第3ミサイル艇隊所属のミサイル艇「おおたか」である。

ユナイテッド・テクノロジーがロックウエル・コリンズを併合へ

UTC+Rockwell

2017年9月4日エンジン大手のプラット&ホイットニーなどの航空関連企業で構成するユナイテッド・テクノロジー社(UTC=United Technologies Corp) は、有力なアビオニックス・メーカー、ロックウエル・コリンズ(Rockwell Collins)社を300億ドル(3兆3,000億円)で買収することで両社は合意に達した、と発表した。

カッシーニ、土星探査の最終段階“グランド・ファイナル”に入る

カッシーニ探査機

カッシーニ・ミッションはこれまでの宇宙探査で最も成果を上げたミッションの一つである。NASAとヨーロッパ宇宙機構(ESA)およびイタリア宇宙機構(ASI) の共同プロジェクトで、極めて精緻に作られた探査機を使い土星システムの細部の調査をするのが目的であった。2016年末からは新しいミッショング“ランド・ファイナル(Grand Final)”に入った。そして9月15日に土星大気に突入、生涯を終える。

三菱MRJ、試験飛行中にP&W GTFエンジンが停止、緊急着陸

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三菱航空機は、8月21日に発生した試験飛行中のMRJリージョナル機のエンジン故障“フレームアウト(flameout)”を受け、MRJの試験飛行を一時中断した。三菱によると、2号機”FTA-2”の左エンジンP&W製PW1200Gが飛行中に停止した。どのような試験を行なっている際に“フレームアウト”したかは明らかにされていないが、オレゴン州ポートランドの西170 kmの太平洋上に設定された訓練空域を飛行中に発生し、パイロットは直ちに左エンジンを停止した。

「小池百合子」という政治家は初の女性首相を目指すか

7月の東京都議選で惨敗するなど自民党の「1強政治」に陰りが出ている。民進党も求心力を失い、蓮舫代表や野田佳彦幹事長が辞意を表明した。こうした2大政党の揺らぎが、どう政界再編につながるのかはまだ分からない。一方、都議選で自ら立ち上げた地域政党「都民ファーストの会」を率いて大勝した小池百合子都知事の動きが、大きく注目されていることだけは確かである。

ピラタスPC-12独占の単発ビジネス機市場に、セスナが新型機“デナリ”で参入

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「ピラタスPC-12」は、単発ターボプロップの旅客/貨物両用機で、小規模航空会社やリージョナル航空で愛用されている。米空軍でもU-28Aとして28機を使用中で、世界の単発ターボプロップ機市場をほぼ独占している。PC-12の成功を受け、テキストロン・アビエーション(Textron Aviation)の傘下にあるセスナ航空機(Cessna Aircraft)では、2015年にPC-12に対抗する新型機「デナリ」の開発を決めた。

ロシア機、中国機、相次いで我国の防空識別圏内を飛行

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防衛省統合幕僚監部によれば、8月22日、23日、24日の3日間、ロシア機及び中国機が相次いで我国周辺に設定されている防空識別圏 (ADIZ) 内に侵入、飛行した。これに対しその都度航空自衛隊では戦闘機を緊急発進させ、領空侵犯に備えた。北朝鮮の弾道ミサイル発射の脅威に備え警戒を強める日米韓3国に対し、北朝鮮を支援する立場をとるロシア・中国は、緊張の高まりに対応し北朝鮮を援助する目的で側面からこのような行動に出たものと思われる。

北朝鮮への攻撃は容易ではない

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ジム・マチス(Jim Mattis) 米国防長官は、先日「北朝鮮に対する攻撃は壊滅的なものになろう」と語ったが、今の所米国、北朝鮮の両者は言葉の争いに終始しているだけだ。8月11日トランプ大統領はツイッターで「北朝鮮の挑発がこれ以上続くなら、我々にはいつでも攻撃できる準備が整っている」と警告した。グアム島アンダーセン空軍基地(Anderson AFB) には6機の通常爆弾搭載型のボーイングB-1B爆撃機が常時出発できるよう待機している。

ロシア関連ニュース

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近着のSputnik Newsに掲載されたロシア軍に関する話題を2つ取上げ紹介しよう。

中国軍機、連続4回も石垣、宮古南岸をかすめ宮古海峡を通過、東支那海へ

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防衛省統合幕僚監部の発表によれば、沖縄県南西諸島近辺で中国軍機の活動が平成29年8月8日から異常に活発化している。すなわち;8月9日(水)Y-8 電子戦機1機が宮古、石垣島南東に沿う形で太平洋上から宮古海峡に入り、西に変針し東支那海に向け飛行。(TokyoExpress 2017-08-12 “中国軍機、Y-8電子戦機が沖縄本島・宮古島間を通過“を参照)8月12日(土)H-6爆撃機2機とY-8電子戦機1機が、8月8日と同じ航路を飛行。8月13日(日)Y-8電子戦機2機が8月8日と同じ航路を飛行。