投稿者: 松尾 芳郎

スエーデンの4+世代多目的戦闘機「JAS-39Eグリペン」、採用相次ぐ

Gripen_JAS39E

1979年にスエーデンは、同国の主力戦闘機サーブ35ドラケンおよび同37ビゲンの後継としてJAS 39グリペン(Gripen)の開発を決めた。これをベースに、エンジンをGE製に、レーダーをAESA型に換装、内部燃料タンクを40%増量したのが、開発中の「JAS-39E/Fグリペン」である。すでにブラジル、およびスイスからの受注に目処がついている。

超合金に替わる“セラミック–マトリックス複合材(CMC)

Trent1000 CMC試験

“セラミック–マトリックス・複合材(CMC=ceramic matrix composites)”とは、セラミック–マトリックスにシリコン・カーバイド(SiC)のような耐火性繊維を混合した複合材で、低密度、高硬度で耐熱性と耐腐食性に勝れる。将来はニッケル基超合金の代わりとして、ジェットエンジンやロケットの高温部分に使われることになりそうだ。

建設的野党とは何なのか?<その1>

 安倍総理が「建設的野党との協議」を表明したのは、1月24日の衆議院本会議の所信表明である。
はて、一体どこが建設的野党で、そうでない野党はどこなのか?

ボーイングのエコ実証機プログラム

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ボーイングは、737-800を使いエコ実証機プログラムの試験を行い、その成果を737MAX設計に採用した。ボーイングは、その続編としてエコ実証機改修をした787を今年夏から、また同様な改修をした757を2015年から試験に投入する。これ等を統括、指導するのは「エコ実証機(EcoDemonstrator)計画マネジャー」D. 秋山(David Akiyama)氏

STAP細胞騒動の教訓 疑うことを忘れるな

東京療院・医療シンポジウム

大逆転した「STAP細胞」のニュースについては、報道に携わる者として反省しなければならない。はなから生命科学の常識を覆す大発見だと信じて疑わず、それを証明する論文の杜撰さを少しも見抜けなかったからだ。

FAA、ボーイング787-8型機の設計、型式証明、製造システム、の審査結果を発表

B787-8

ボストンで起きたボーイング787リチウム・イオン電池の出火事故の後M. P. Huerta FAA長官は、787についてFAAが関与する全体の設計、製造関連企業、組立方法、等を再検証するよう指示をした( 2013-01-11)。これに基づいて、FAAは787の型式証明交付に携わっていない技術者と専門家を集め、これにボーイングの技術者を加えた検証チームCSRT (Critical Systems Review Team)を発足させた。

F-35 JSFシリーズの開発近況

F-35C初号機

F-35総合攻撃戦闘機(JSF=Joint Strike Fighter)は、総額4,000億㌦計画と云われ世界史上最大の軍事プロジェクト。F-35 は国際共同開発の機体で、ステルス性を備え用途に応じ3機種で構成される多目的攻撃戦闘機である。

火災損傷の787複合材胴体、修理に成功

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ロンドン・ヒースロー空港で火災のため、胴体後部クラウンエリアが焼損したエチオピア航空787は修理が完了し、昨年12月21日に試験飛行を完了、その後23日から運航に復帰している。