カテゴリー: 社会

御巣鷹40年 なぜボーイングは修理ミスの理由を開示しないのか

本稿は木村良一氏の寄稿です。明けましておめでとうございます。2025年は大きな災害や事件、事故の節目となる年である。たとえば、1月17日は阪神・淡路大震災の発生から30年で、その2カ月後の3月20日には地下鉄サリン事件が同じく30年を迎える。そして8月15日には戦後80年の終戦記念日と続く。

三菱RJ、メイブ・M-80リージョナル機開発に協力

三菱重工の子会社MHI RJは、オランダ・ドイツのベンチャー企業メイブ・エアロスペースが開発するリージョナル旅客機M 80プログラムに協力する。MHI RJはエンジニアリング、販売活動、等の分野でM 80計画を支援する。M 80は、P&WCが開発するハイブリッド電動ターボプロップを装備する。就航は2032年の予定。
(MHI RJ and Maeve Aerospace are teaming up for the development of Maeve’s M-80 regional aircraft. In a joint statement, the companies said the partnership will cover engineering and advisory services by MHI RJ. The M-80 will be hybrid-electric regional aircraft powered by PW&C’s newly developed hybrid- electric propulsion system. M 80 could enter service in 2032.)

心臓病の疑いに脅え、おのれの弱さ思い知る

 本稿は木村良一氏の寄稿です。私事(わたくしごと)で恐縮だが、68歳のわが身に心疾患の疑いが出て検査入院した。先に結論から言うと、重大な病ではなかったのだが、止まれば命を失う心臓だ。それだけに死についていろいろと考えさせられる日々が続き、自分の弱さを思い知らされた。

レジェント製シーグライダー2025年に初飛行予定、600機を受注

レジェントが作るシーグライダーは、全く新しい海上交通手段で、飛行機のスピードと船の安い運航費を組み合わせた乗り物である。動力は電動モーターで排気ガスは出ない。現用の地上設備を使って旅客や貨物を乗せ、時速180マイル(290 km/hr)で180マイル離れた沿岸部の都市間を飛行する。
(REGENT seagliders are a new maritime vehicle, combine the speed of an airplane with the low operating cost of a boat. It is all electric zero-emission vehicle operated over water and existing coastal facilities to carry people and cargo up to 180 miles distance at speed of 180 miles/hr between coastal city.

ボーイング子会社「オーロラ」、DARPA新型飛行艇「リバテイ・リフター」計画に選定

ボーイングの子会社オーロラ・フライト・サイエンス(Aurora Flight Sciences)社は、DARPA(国防高等研究計画局)が計画する試験機、革新型飛行艇「リバテイ・リフター (Liberty Lifter)」プログラムに選定され、設計、製作、飛行を行う。オーロラはフェイズ1として、高翼、単胴で翼幅65 m、貨物22.5 tonを輸送する実証機を製作する。これで飛行艇による高速大量輸送が可能であることを実証する。
(Aurora Flight Sciences, a Boeing Company, is selected the design phase for DARPA’s Liberty Lifter X-plane program, to design, build, and fly that demonstrates revolutionary heavy air lift capability from the sea. For phase 1, Aurora’s concept is high-wing, monohull seaplane capable to carry 22.5 ton of cargo with 65 m wing-span. The seaplane will show benefits of combining transport at the scale of a ship with the speed of aircraft.)

安倍派パージ解散だ ‼ 言い訳と弁解で自滅した自民党 一人勝ちの国民民主党、共産と距離を置いた立憲民主党

10月27日投票の第50回総選挙は、自民党と公明党の惨敗。与党は過半数割れとなった。
石破内閣の発足直後に、「総選挙に求めるもの」を共同通信が調査したところによると、1位が「景気・雇用・物価高対策」でした。つづいて「年金や社会保障」「子育て・少子化」「外交・安全保障」の順で、「政治とカネ」は5番目でした。
ところが総選挙の終盤戦では、ほとんどのマスコミや政党が「政治とカネ」のワンイシューの選挙となり、自民党もお詫びと弁解がメインになりました。
 やはり自民党として、国民の心に刺さる経済政策を提示できていなかった。

ボーイング、スト終結で生産再開しかし品質問題が発生

ボーイング民間航空機部門の西海岸工場でストに入っていた3万人の労働組合員は10月4日会社側提案受け入れ、7週間に及ぶストライキを終了した。会社提案を2度否決した後、10月31日にケリー・オルトバーグ(Kelly Ortberg) CEOが提示した最終提案、賃上げ幅を4年間で38 %にする、1時金12,000ドルを支給する、について、投票を行った結果59 %が賛成し、妥結するに至った。(Boeing’s U.S. West Coast factory workers accepted a new contract offer on Oct. 31, ending a seven-week strike that halted most jetliner production. The union said members voted 59 % in favor of the new contract, which includes a 38% pay rase in four years with $12,000 one-time-allowance.)

『日航・松尾ファイル』の出版(番外編2) 遺族を苦しめる陰謀論は許せない

本稿は木村良一氏の寄稿です。日航123便御巣鷹山事故に関する詳しい解説書「日航ー松尾ファイル」が発行されて3ヶ月を過ぎたが、いまだに原因は自衛隊・米軍のミサイルだ、とする陰謀論が世に蔓延っている。反米活動家の故小倉寛太郎氏等の吹聴がその源だ。これに乗った森永某氏、青山某氏の主張は改める必要がある。

スターシップ・ブースター打上げ後再び発射台に戻すのに成功

世界最大のロケットは5回目の打上げで、初めての回収に挑戦、成功した。スターシップにとって宇宙飛行に向けて大きな前進となる。スペースX社は、スターシップの1段目^スーパー・ヘビー”とスターシップを分離した後に再び発射地に帰還させ発射塔の「箸」で捉えて回収した。
(The biggest rocket ever build took to the sky again. This time , it came back. The mission aimed to open new road for Starship, and for space flight. SpaceX planned to return huge first stage booster, Super Heavy, to its launch mount, catching it with “chopstick” arms of the launch tower in an unprecedented maneuver.)

令和6年9月、我国周辺での中露両軍の活動と我国/同盟諸国の対応

令和6年9月我国および周辺で、中露両軍は領空・領海の侵犯を含め、その活動を著しく増加した。これに対して我国および同盟諸国は、以下に示す様々な軍事演習で反攻姿勢を明確にした。
(Chinese and Russian military violation inside or around Japanese air space and territorial waters are increasing unprecedented ever in September, 2024. Following are the details of each cases. Responding the militant violations, Japan and allies put various scale military maneuvers.)