スペースX、スターシップSN 8、高高度飛行に成功、しかし着地失敗で炎上

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スペースXスターシップ[SN 8]は当初12月8日打上げ予定だったが、打上げ1.3秒前に自動エンジン停止が作動、中止となった。翌9日午後4時45分過ぎ(現地時間・CST)に打上げ、予定の高度12.5 km/41,000 ftに到達した。それから帰還のため緩やかに姿勢を横向きに、次いで垂直に変え、着地点に向けて降下に入った。着地降下速度が大き過ぎ、着地点に衝突、火炎に包まれ爆発した。(SpaceX Starship SN 8 flight test was originally scheduled for Tuesday morning, but the launch was aborted at T minus 1.3 seconds. On next day late afternoon, the Starship was running three engines and flew to an altitude of 12.5 km / 41.000 ft, then conducted fancy maneuvers before returning to its landing pad. Unfortunately, the landing was faster than predicted and exploded as it touched down.)

令和2年11月、我が国周辺における中露両軍の活動と我が国の対応

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令和2年11月、我が国周辺における中露両軍の活動と、それに対応する我国自衛隊および同盟諸国軍の動きに関し、各國の関係機関から多くの発表があった。以下にその項目と内容を記する。(On November 2020, there have been many military exercises and threats around Indo-Pacific region conducted by Chinese and Russian Forces. Responding these threats, Japan and U.S. allied forces executed practical counter actions.)

スタートアップ企業がリージョナル機の改造で脱炭素化のインフラ障壁に取り組む

Dush8, ATR-42

本稿は櫻井一郎氏の寄稿です。エアバスが2035年を目標に開発するなど、今水素を燃料とするゼロエミッション航空機が注目されている。その中で、エアバスとユナイテッド・テクノロジーで幹部を務めたポール・エレメンコ氏が設立したユニバーサル・ハイドロジェン社が注目されている。同社は水素を動力源とする商用航空機への改造と水素燃料流通インフラを短期間で構築するために立ち上げられ、3年でリージョナル機の水素化を実用しようとしている。

この第3波に慌てるな。正しい知識で正しく怖がりたい

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本稿は木村良一氏の寄稿です。「スーパーコンピューターで効果が立証されているのはマスクだ。会食する際も含め、マスク着用を心からお願いしたい」。11月21日の新型コロナ対策本部の終了後、菅義偉首相がGoToイートを念頭に記者団にこう話していた。いわゆるマスク会食の勧めである。もとはと言えば、神奈川県の黒岩 祐治知事が県民に求めていた感染対策で、菅首相は20日の全国知事会でも黒岩知事を前に「黒岩さん流のマスク会食をお願いしている」とも語っていた。

FAA、飛行停止中だったボーイング737 MAX型機の飛行再開を認可

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米連邦航空局( FAA=Federal Aviation Administration ) は、11月18日に、2件の墜落事故で346名の犠牲者を出し飛行停止中だったボーイング737 MAX型機の飛行再開を20ヶ月振りに認可した。(The FAA cleared Boeing’s 737 MAX to fly again on November 18, after grounding for nearly two years due to two crashes that killed 346 people in Indonesia and Ethiopia.)

NASA、SpaceXクルー1ロケット宇宙飛行士を国際宇宙ステーションに送る

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本稿は菊池真一郎氏の寄稿です。2020年11月15日(日)米国東部標準時間19時27分NASA(アメリカ連邦航空宇宙局)はフロリダのケネディー宇宙センターの ローンチ・コンプレックスNo.29からクルードラゴン宇宙船をSpaceX Falcon 9ロケットに搭載して国際宇宙ステーション( ISS)に向けて打ち上げた。ロケット第一段(ブースター)は9分30秒後に予定通り切り離され地表回収に成功、12分後には2段目のロケットも正常に分離され、先端部のクルードラゴン(乗員搭乗部)は予定通り16日23時過ぎにISSに到着、これまでの機材と異なり初めて人手を要せず完全な自動ドッキングに成功した。