防衛省統合幕僚監部は「平成27年度第一四半期の緊急発進実施状況について」と題する報道資料を発表した(27-07-15)。内容は一部マスコミが紹介済みだが、ここに整理してみる。
発表は、中国軍機への緊急発進が増加している事実を述べるに止まっているが、中国の軍事的台頭はこれだけではない。
すなわち、連日のように海警局公船が尖閣諸島近辺の領海へ侵犯を繰り返し、さらに東シナ海日中中間線付近のガス田での軍事転用可能な大型プラットフォームの建設を急ぐ、などが行われており、地域の安全保障環境を著しく悪化させている。