令和2年度(2020)の緊急発進が減少、なぜ?

令和2年度緊急発進のコピー

防衛省統合幕僚監部は令和3年4月9日、「令和元年度の緊急発進実施状況について」として報道向け資料を発表した。周知の内容であるがここに整理して紹介する。
令和元年度の緊急発進回数は725回、前年度より222回減少した。内訳は対中国機が 63 %、他は対ロシア機であった。減少したのは中国機の飛行回数が減ったたためではなく、空自の対処方針が変わり、領空侵犯の恐れがある場合にのみ緊急発進をすることに改めたためとみられる。

令和3年3月、我国周辺における中露両軍の活動と我国/同盟国の対応(その1)

北線弾道ミサイル

令和3年3月、我国周辺における中露両軍、および北朝鮮の活動と、我国および同盟諸国の動きに関し、それぞれの公的部門から多くの発表があった。以下にその項目と内容を紹介する。今月の注目すべき事案は次の通り;―① 3月25日発表 北朝鮮による新型弾道ミサイルの発射 ② 3月19日発表 中国海軍055型レンハイ級ミサイル駆逐艦の出現  ③ 3月19日発表 米海兵隊EABO」ネットワークを通じ島嶼奪回訓練を実施  ④ 3月27日発表 ロシア海軍北方艦隊の原艦3隻が同時に北極の氷上に浮上  ⑤ 3月17日発表 中国海軍強襲揚陸艦「五指山」上陸用エアクッション艇で南シナ海で実戦演習

「コロナワクチン」長いスパンでの接種後の影響が気になる

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65歳以上の高齢者への「新型コロナワクチン」の接種が、4月12日から始まる。医師や看護師などの医療従事者に次ぐ優先接種だ。喜んでいいのか分からないが、今年10月の誕生日で65歳になるのでこの高齢者接種グループに入れてもらえる。順番が回って来たら打つつもりである。接種対象の高齢者は6500万人に及ぶ。だが、ワクチンの供給量はかなり少なく、最初は各都道府県に2000~1000人分ずつしか配られない。高齢者への接種が本格化するのは、早くても5月に入ってからだろう。

日本航空、コロナ対策で英国と米国の評価機関から最高評価を受賞

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日本航空は3月22日、同社の新型コロナ・ウイルス感染症対策が、英国および米国の航空会社評価機関から個別に世界一の評価を受けたと発表した。すなわち;―

英国の航空会社評価機関「SKYTRAX(スカイトラックス)」から「covid-19 Safety Rating」(コロナ対策に関わる安全度の比較)で、最高評価の5スターを獲得。
米国の非営利団体「APEX(エイペックス)」の監査「Health Safety Powered by Simpli Flying Audit」で、最高評価の「Diamond(ダイヤモンド)」を獲得。

ボーイング777エンジン大破3件は、いずれもファン・ブレードの疲労破壊が原因

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今年2月20日にユナイテッド航空ボーイング777-222型旅客機のプラット&ホイットニー製「PW4077」エンジンが大破したのは、ファンブレードに生じた疲労クラックが原因だった。これは同社機で2018年2月にホノルルで起きたケース、および日本航空の同型機で昨年12月4日に発生した大破に続く3件目である。(The February 20 inflight failure of a Pratt & Whitney PW4077 engine on a United 777-222 involving a cracked fan blade. This is the 3rdincident in past three years. following JAL’s on December 4, 2020 and United’s on February 13, 2018.

3月11日、ロシアTu-95MS戦略爆撃機を含む機9機、防空識別圏に侵入

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防衛省統合幕僚監部の3月11日発表によれば、ロシア空軍機9機が日本の防空識別圏(ADIZ)に侵入、航空自衛隊はF-15戦闘機を緊急発進させ領空侵犯を防ぐなどの対応をした。空自戦闘機が撮影したロシア機はA-50早期警戒監視機1機のみで、他の写真はない。これは同時期に飛行した2機のTu-95MS戦略爆撃機と、これを護衛するSu-35S戦闘機が3群に別れて飛行して空自機を牽制したため、撮影の機会を失したためと思われる。ロシア軍は、本件についてTu-95MS戦略爆撃機2機と護衛のSu-35S戦闘機が日本海と北西太平洋を飛行した、と報じた。また、途中で日本のF-15戦闘機が飛来した、と報じている。この日は東日本大震災発生から10年目、地震、津波による犠牲者2万人を追悼する行事が行われている最中に、プーチン大統領は空軍機9機を動員、我国を脅かす訓練を指令したと見られる。