エアバス、中南米市場で最大の旅客機契約を獲得


『エアバス、中南米市場で最大の旅客機契約を獲得』 ービバ・アエロバスとA320neo等、中型機52機(公表機体価格51億ドル)成約ー 2013-10-21       マーク・デブリン(米フロリダ州マイアミ) メキシコ最大のLCC(格安航空会社)、『ビバ・アエロバス』、エアバス両社は10月21日、エアバスから次世代中型機A320neoシリーズなど52機を購入する契約に調印したと発表した。契約総額は公表機体価格換算で51億ドル。エアバスが中南米市場で獲得した契約としては過去最大。使用中のボーイングB737型クラシックの後継機。米国の裏庭、メキシコ市場でボーイングは大型契約獲得競争でライバルに屈した格好だ。 800x600_1382334314_A320neo__VivaAerobus_Pratt_Whitney_engine_and_A320ceo_CFM_engine   [エアバスが大量成約した、ビバ・アエロバス向けのA320neoシリーズ等。写真提供:エアバス]

発表によると機種別の内訳はA320neoが40機(公表機体価格換算、40億ドル)、A320ceoが12機(同、11億ドル)。いずれも次世代狭胴型(単通路)の中型機材。ボーイングのB737MAXシリーズと激しい売り込み競争を演じている。ビバ・アエロバスはメキシコ最大の運輸企業IAMSAとアイルランドのLCC支援企業『アイルランド・エビエーション』の共同企業で目下、メキシコ最大のLCCだ。新型機は現用のB737-300型機の後継機種で2014年から導入が始まる。使用機材はすべてエアバス製に切り替わるという。

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[エアバス機を売りまくる米人重役,ジョン・リーヒーCOO。写真提供:エアバス]