エアバスの次世代広胴機A350XWBのテスト機陣容、倍増


2014年2月26日     ジョン・ボスニッチ(ベオグラード)

エアバスの次世代広胴機、A350XWB のテスト機陣容が倍増となった。エアバスが2月26日、公表した。それによると新たに2機(MSN2&MSN4)が投入され、テスト飛行に従事する機体は合計4機体制に強化された。フリートサイズが一度に、倍増した事になる。2機は南仏ツールーズ工場隣接の空港を舞台に処女飛行に飛び立ち、2〜4時間のフライトを予定通り終了した。先行して試験飛行に従事している機体(MSN1とMSN3号機)は1,100飛行時間を消化。型式証明取得迄には更に2,500飛行時間が待ち受けている。

テスと飛行機の陣容に加わった機体のうち、MSN2号機は路線投入時の座席配置の設計。路線就航時のキャビンの問題点の洗い直しに加え、関連システムの作動状況を入念にチェクする予定。テストに格別問題が無ければ、今週中に、初のA350XWB型機、早期長距離飛行に挑戦する。

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[(AIRBUS)テスト機に加わったエアバスA350XWB、MSN2号機とMSN4号機]

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[(AIRBUS)複合材使用を強調した外部塗装のMSN2号機]