マレーシア航空、B777型機行方不明(No22報)=英海軍・原潜投入で"ブラック・ボックス"、機体本体の存在箇所捜索=


2014年4月2日(JST.22:40)                   John Bosnitch & Aaron Terruli

英国防省は4月2日、南インド洋で行方不明のマレーシア航空、B777-200型機(乗客乗員239人搭乗)の捜索活動に、攻撃型原潜を投入したと発表した。多数の浮遊物が衛星写真で撮影された豪州パース西方、約2,000㌔の遭難想定地点付近に到着しているという。原潜の捜索活動支援のため、海洋観測、潜水艦作戦支援大型船1隻も参加しているという。英原潜には艦体後方へ曳航可能な特殊ソナーも装備。推進用プロペラの雑音を極小化出来るという。敏感な海中聴音機能を生かし、ブラックボックスが発信中の音波をなんとか捉える作戦。電源の寿命が事故発生から1ヶ月で、英原潜の出動は、”最後の賭け”とも言える。

マレーシア政府の要請に応じて英国防省が、マレーシア機捜索活動協力で動員したのは、トラファルガー級攻撃型原潜『タイアレス(TIRELESS)』(潜航時、5,300㌧)=ハイウェル・グリフィス艦長、乗組員130人=。同艦を海上から支援する海洋観測兼潜水艦支援艦、『HMSエコー』(3,470㌧)。

航空機事故の海底機体捜索や”ブラック・ボックス”探知で、原潜まで狩り出したのは2009年6月、南大西洋で遭難したエール・フランス、A330-200型機(乗客乗員228人搭乗)以来、2度目。

英国防省はマレーシア航空、B777型機の行方不明が発生した3月8日以来、マレーシア政府の機体捜索活動を背後から密接な協力体制を組んできた。現地へ到着するには母港からの遠距離航海や装備品の準備に時間が必要だった。

英国防省筋は、原潜『タイヤレス』の海中での音波シグナル探知能力や、支援艦の分析機能に大いに期待しているという。海洋大国、英国は、七つの海のかっての覇者の名誉に賭け、成果を挙げる日が到来する事を祈りたい。

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[(Royal Navy)英海軍の攻撃型原潜”タイレス”]

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[(Royal Navy)同上]

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[(Royal Navy)原潜の活動を支援する”HMS ECHO”]