露空軍、クリミア半島でスホーイSu27『フランカー』配備へ


27

[(Sukhoi)クリミア半島に配備するスホーイSu27″フランカー”]

2014年6月15日(JST.11:30)                         John Bosnitch

ロシアが併合したクリミア半島に露空軍最強の戦闘機、スホーイSu27『フランカー』配備が決まった。露軍高官がこのほど明らかにした。2014年12月末迄に合計20機が移駐してくる。

配備先は同半島最大の都市で黒海艦隊の最重要拠点、セバストポリ市のベルベク基地。ウクライナ領時代はウクライナ空軍のミグMIG29『フルクラム』中心の50機が駐屯していたという。ウクライナへの移動が完了、替わって露空軍機が同基地を完全掌握した。

黒海は、ウクライナ東部を巡るウクライナ政府と親露派武装勢力の武力衝突がはげしくなったのに合わせNATO軍と露軍が海と空で睨み合っている。露側はSu27『フランカー』配備で、この地域での覇権獲得を狙う。