台湾、澎湖諸島・馬公空港で、双発ターボプロップ機墜落。47人が死亡、11人が生存。(No1:台湾・トランスアジア航空機事故)


2014年7月23日(JST.23:50)                             Aaron Terruli

乗客乗員58人が搭乗の台湾・トランスアジア航空の双発ターボプロップ、ATR72型機が、7月23日午後7時15分頃(現地時間)、台湾海峡の澎湖諸島、馬公空港着陸直前に墜落した。台湾ニュースは、47人が死亡、11人が生存(地元消防当局の情報は51人が死亡、7人負傷)、と報じた。事故当時、台風の通過直後で、風雨が強く、悪天候下での無理な飛行が原因と見られる。

台湾ニュース等によると、事故機は台湾南部、高雄発馬公行き、トランスアジア航空GE222便、ATR72双発ターボプロップ機。同機には乗客54人と乗員4人が搭乗していた。機体は民家2件を巻き添えにし、全損炎上したという。

墜落地点は滑走路の手前約1㌔の地点。高雄出発が天候不良で定刻の1時間43分遅れ、午後5時43分だった。

ATR72型機は仏アエロスパシャールとイタリアのアエリタリアが共同で開発。1989年路線で初就航し、製造機数はこれ迄595機以上。同型機の全損事故は12件発生し、1994年のアメリカンイーグル機事故、2010年のアエロカリビアン航空事故では、いずれも乗客乗員、68人全員が犠牲となった。