ロッキード・マーチン、極超音速飛行が可能なミサイル、航空機開発へ動く


2014年6月19日(JST.10:25)                            Aaron Terruli

ロッキード・マーチンが極超音速飛行が可能なミサイル、航空機開発で改めて意欲を覗かせた。同社の㊙プロジェクトを一手に引き受ける『スカンク・ワーク(SKUNK WORKS)が構想実現の地ならしとなるテスト機体の外観を明らかにした。

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[(Lockheed Martin)獰猛さを秘めた機体想像CG]

ロッキード・マーチン社が極超音速、超高空、ステルス性能を持つ航空機、無人機開発で他を寄せ付けない”ハイテク兵器開発の砦”である事は、過去の成果が証明する。マッハ3以上で超高空を我が物顔で飛行した『SR71(ブラックバード)』、旧ソ連のICBM、戦略爆撃機の戦力評価で欠かせぬ超高空偵察飛行を受け持った『U2(ブラックレディ)』、ステルス戦闘機時代のパイオニア『F117(ナイトホーク)』、目下、無敵の最新ステルス機『F22(ラプター)』ーなどだ。

スカンク・ワークスが挑戦する革新的飛行体は『HSSW(High Speed Strike Weapon)』と呼ばれる。ミサイル、有人機いずれにも使える。ラムジェット推進エンジンで時速はマッハ4以上は朝飯前.3万㍍以上の超高空飛行を目標にしていると見られる。

実現の暁には防空システムで堅固な敵目標を相手に時間的余裕を一切与えず襲いかかる究極の攻撃兵器となろう。

スカンク・ワークスは爆撃機、戦闘機に搭載するか、繰り返し使用可能な飛行体ーいずれにも対応できる選択肢を持たせている。