ユナイテッド航空のB737NG型機が、高度1万㍍を巡航中、緊急脱出シュートが作動


2014年7月2日(JST.07:50)                           Aaron Terruli

ユナイテッド航空のB737NG型機が、6月29日、テキサス州上空を高度、約1万㍍で巡航中、突然、緊急脱出シュートが作動、臨時着陸を余儀なくされた。

緊急脱出シュートが空中で作動したのは、シカゴ・オヘア空港発、サンターナ(南部カリフォルニア)往き、ユナイテッド航空1463便,B737-700型。乗客96人と乗員5人の合わせて101人が搭乗していた。

FAA(米連邦航空局)の情報等を総合すると、同機はテキサス州ウィチタの西方、約74㌔付近を高度、約1万㍍で水平飛行中、突然、後部客室内へ緊急脱出シュート1基が展開した。機長は、急遽進路を変更、近くのウィチタ空港へ臨時着陸陸を要請。発生から30分後無事、着陸した。幸い乗客乗員に負傷者は出なかった。

ユナイテッド航空は同種事故の発生が、過去生じていなかった調査を始めた。

緊急脱出シュートが飛行中作動した過去の事例としては2007年11月、ジェットブルーの同型機がボストンに飛行途中、ギャレーへ、緊急脱出シュートがめり込むケースがある。また、大統領選出前のバラック・オバマ上院議員の搭乗機が、飛行中、テールコーン部分の緊急脱出装置が、客室内に開く騒ぎがあったという。