Author Archive for 松尾 芳郎

ジェームス・ウエブ宇宙望遠鏡-サンシールドと主鏡の展開に成功

NASA主導で開発したジェームス・ウエブ宇宙望遠鏡は、最大の難関であった太陽光を防ぐ大型サンシールドの展張を終り、続いて直径6.5 mの金色に輝く主鏡の展張に取組み2日間でこちらも無事完了した。これで望遠鏡は観測に必要な装置の展開が完了した。(NASA led James Webb Space Telescope fully deployed five-layered sunshield in first ten-days. After that, its 6.5 meter gold-coated primary mirror deployed from folded position in the following two-days. Both processes performed successfully as the final stage of all major deployments to prepare for scientific observation.)

令和3年12月、我国周辺における中露両軍の動向と我国/同盟諸国の対応

令和3年12月、我国周辺における中露両軍の活動と、我国および同盟諸国の動きに関し、それぞれの公的部門から多くの発表があった。以下にその項目と内容を紹介する。注目すべきニュースは次の通り;1. 岸防衛大臣記者会見(12月22日)、レールガンおよび高出力マイクロ波照射装置の開発予算案を決定。2. 防衛省、次期戦闘機(F-X)開発は、ロッキード・マーチン社、ロールス・ロイス社等の協力を得て実施することを決定。3. 中国海軍空母「遼寧」を中心とする艦隊が、大東島の東方・太平洋上で10日間の演習を実施。4. ロシア軍情報収集機が2日連続して北海道東部・東北地方東部の沿岸に飛来。(The military threat by Russo-Chinese forces around to Japan and Taiwan are increasing ever. Against the threat, Japan and its allies move to take a farther counter measure. Following four were noteworthy;-
1. DOD Minister Nobuo Kishi says, the research on Railgun weapon system and High Power Microwave (HPM) system will proceed to coming years.
2. DOD announced, the next generation fighter developing program will accelerate by coordinating with Lockheed Martin and Rolls-Royce.
3. Chinese aircraft carrier strike group conducted military maneuver nearby Japan’s isolated islands “Daitojima” in west Pacific for ten days.
4. Russian intelligence gathering aircraft has flown coastal airspace of east Hokkaido and northern Honshuu for consecutive two days.)

中国海軍空母「遼寧」、太平洋で活発な示威訓練を実施

防衛省統合幕僚監部は年末12月15日から25日の間、中国海軍空母「遼寧」を含む6隻の艦隊が沖縄本島―宮古島間の宮古海峡を通過、西太平洋上で戦闘機の離着艦を含む訓練を実施したことを4回にわたって報じた。すなわち;―⑴12月17日発表 12月15日午前11時、「遼寧」を含む5隻が宮古海峡を南下、太平洋へ、⑵12月21日発表 12月19日午前8時、「遼寧」を含む6隻が北大東島東300 km海域で演習、⑶12月21日発表 12月20日午前8時、「遼寧」を含む6隻が沖大東島南東315 kmの海域で演習、⑷12月26日発表 12月25日午前0時、「遼寧」を含む5隻が宮古海峡を北西に進み、東シナ海に向け航行

「新型コロナはいつ終息するのか」これが今年最大のテーマだ

本稿は木村良一氏の寄稿です。昨年1月号のメッセージ@penの私の記事は「今年の最大の話題は、新型コロナウイルスのワクチンになるだろう」と書き出し、ワクチンについての持論を展開したが、今年の最大の話題は「新型コロナの終息の時期」になると思う。WHO(世界保健機関)が新型コロナのパンデミック(地球規模の感染拡大)を宣言したのが、2020年3月11日だった。今年3月でまる2年という時間が経過する。楽観論ではあるが、新型コロナは今年中には終息するだろうと、私は考えている。

NASAジェームス・ウエブ宇宙望遠鏡の打上げに成功

NASAのジェームス・ウエブ宇宙望遠鏡(james Webb Space Telescope /略JWST)は、打上げロケット「エイリアン5 (Ariane 5)に搭載が終わり、12月23日に発射台に移動・セットされた。場所は南米フランス領ギアナ・カウルー(Kourou, French Guiana)近郊のヨーロッパ・スペースポート「エイリアン・スペースELA-3」発射台。打上げ関係技術者による最終点検で異常がないことが確認され、12月25日土曜日午前9時20分(東部標準時/EST)に打上げられた。(NASA’s James Webb Space Telescope, inside the Ariane 5 rocket, has set the Arianespace ELA-3 launch complex of European Spaceport, Kourou, French Guiana. JWST was lifted off at 9:20 am EST Saturday, Dec. 25. )

連合は共産排除、立憲民主は共産党と共闘継続 !!;

本稿は鳥居徹夫氏の寄稿です。労働団体の連合は、先の総選挙総括での立憲民主党と共産党との共闘に反対を表明した。一方共産党は、共産党を含む共闘否定の連合に反発した。立憲民主党やメディア、そして自民党議員においても、労働組合は「反政権、反米・反安保・反体制」というイメージが強い。
労働組合が、一部野党の候補者を応援することをもって、労働組合は政党の下請け機関であるかのような報道も一部に行われている。労働組合が、あたかも左派勢力であるかのような誤解を与えている。
労働組合は、勤労者の雇用・労働政策など政策制度課題の解決を目指す政党や議員を支持し、選挙活動にも取り組むのである。
かつてロシア革命を牽引したレーニンは「労働組合などの大衆組織は、前衛党(共産党)によって指導される」とするドグマで、労働者・人民を扇動した。
労働組合も政党も、それぞれの目的をもった独立した組織である。ましてや労働組合は、革命や大衆運動の組織体ではなく、政党の下請け機関ではない。
労働組合は、組合員の「政治的、経済的、社会的地位の向上」を目指し、勤労者の生活向上と深く関わる政策制度課題の解決に向けて、政党や政治家と支持協力関係を持つのである。

海上自衛隊・新型フリゲート「もがみ型」の4番艦「みくま」進水

「もがみ型」護衛艦は、増強著しい中国軍の海洋進出、特に台湾や南西諸島への侵攻の目論見に対抗するため、我国海上防衛の一端を担う次世代型多目的フリゲート。すでに進水済みの同型艦、1番艦「もがみ・FFM-1」、2番艦「くまの・FFM-2」、3番艦「のしろ・FFM-3」の3隻は、それぞれ公試中または艤装中。

就役の予定は「もがみ」、「くまの」は2022年(令和4年)3月、「のしろ」は2022年12月、「みくま」は2023年3月、となっている。

「もがみ型」は年2隻のペースで建造が進められ合計で22隻建造する予定だ。三菱重工が主契約企業となり、同社の長崎造船所とサプライヤーの三井E&S造船玉野艦船工場(現在は三菱重工マリタイム・システムズになっている)で分担して建造される。

令和3年11月、我国周辺における中露両軍の動向と我国/同盟諸国の対応

令和3年11月、我国周辺における中露両軍の活動と、我国および同盟諸国の動きに関し、それぞれの公的部門から多くの発表があった。以下にその項目と内容を紹介する。注目すべきニュースは次の通り;―
① 米国防総省(DoD)が「2021年次中国軍事情勢報告」を発表(11月3日)/内容はTokyoExpress 2021-11-29 「米国防総省DOD」発表の2021年次中国軍事情勢報告」を参照する
② 中国軍は台湾東部・花蓮沖/与那国島南方沖の太平洋上で上陸演習
③ 中国ロシア両海軍艦艇のの活動は異常に活発化、11月は前記「⑵」を含め12件
④ 中露両空軍の爆撃機4機が日本海・対馬海峡・東シナ海・宮古海峡を通過、太平洋に進出
⑤ 陸上自衛隊は、12月に3つの日米共同訓練を実施予定、すなわち、[指揮所演習「YS-81」]、[米国で米陸軍との実動演習、ライジング・サンダー21」]、[国内全国規模で米海兵隊との実動訓練「レゾリューション・ドラゴン21」]
⑥ 海上自衛隊は11月後半に5カ国海軍合同演習「ANNUALEX 2021」をフィリピン海で実施

南アの「オミクロン株」は日本で第6波を生むのか

新型コロナのワクチン接種が進まないアフリカで感染力の強い変異ウイルスが出現すると、感染爆発が起こり、感染は日本にも広がって第6波につながる。11月25日、南アフリカの国立伝染病研究所が「新たな変異ウイルスが検出された」と発表した。翌26日には、WHO(世界保健機関)が警戒度の高い「懸念される変異ウイルス(VOC)」に指定し、「オミクロン株」と命名したことを明らかにした。

米国防総省(DoD)発表の「2021年次中国軍事情勢報告」

米国防総省(DoD)は「2021年次中国軍事情勢報告 (2021 China Military Power Report)」/173ページを発表(11月3日)、米連邦議会に提出した。その要旨を以下に述べる;―中国は2020年年末までの1年間に恐るべき勢いで軍事力増強を進めている。中国は人民解放軍の強大化を推進し、2049年までにその国家目標「偉大な中華帝国の復活」の達成を目指している。習近平主席は2017年の施政演説で、人民解放軍の将来について「2035年までに近代化を完了する」、「2049年までに世界一の軍事力を保有する」、の二つを目標として掲げた。(The U.S. DOD released its annual report to Congress on military and security development involving China, referred as the China Military Power Report. Key Points are;- China aims to achieve “the great rejuvenation of the Chinese nation” by 2049 to match or surpass U.S. global influence and power.)