Author Archive for 松尾 芳郎

F-35戦闘機“Red Flag”演習に初参加、期待通りの成果を達成

Hill fighter wings first to bring F-35A to Red Flag

今年は”RED FLAG 17-1”として1月23日-2月10日の3週間実施された。今回は、これまでにない規模の、対空ミサイル(SAM)、レーダー妨害装置、多数の敵空軍機「赤 (Red Force)」が準備され、友軍「青 (Blue Force)」パイロットに大きな負荷が加わるように設定された。

「クラトス」社開発の無人攻撃機、2018年完成を目指す

qx-222-rotator

「クラトス」社は、射撃訓練用の無人標的機を国防総省に納めているが、最近は無人攻撃機「XQ-222」の開発に取組んでいる。無人攻撃機は有人機に比べ格段に安くでき、国防総省のデジタル時代の核心技術“第3の戦略手段 (Third Offset Strategy)” の考えに沿った装備といえる。

スペースX社、「ファルコン9」で次世代通信衛星10基を打上げ、1段目の回収にも成功

イリジウム打ち上げ

電気自動車「テスラ(Tesla)」の開発でも名を知られる「スペースX(Space X)社」のイーロン・マスク(Elon Musk) 社長は、昨年9月の「ファルコン9 (Falcon 9)」の打上げ失敗を克服して、再びビジネスを再開した。今年1月14日(東部標準時)に、タレス・アレニア社とオービタルATK社が共同開発した次世代通信衛星「イリジウム (iridium) NEXT」を打上げ、低地球周回軌道(LEO)に乗せることに成功した。

ミサイル防衛の近況

STSS-D衛星

北朝鮮の相次ぐミサイル発射実験と中国のロケット軍(一昨年まで第二砲兵軍と呼称)の大規模な増強に世界の注目が集まっている。現在ロシアと中国など西側諸国と対立する国々は6,300発の弾道ミサイルを保有しているが、2020年までに8,000発に増えると見られている。

人間はAI(人工知能)を使いこなせるのか

 AI(人工知能)が自ら学習しながら進化していく「深層学習(ディープラーニング)」が急速に進歩した結果、チェスより複雑な囲碁でトップクラスの棋士に勝てるようになった。囲碁の世界だけではない。いまやAIは医療、交通、エネルギー、教育、文芸といった人類の生活すべてに大きな変化をもたらそうとしている。

ロシア空軍Tu-95戦略爆撃機編隊が日本海と日本一周飛行を実施

01-24 Tu-95編隊

防衛省統合幕僚監部の発表(29-01-24)によると、1月24日火曜日、ロシア軍のTu-95長距離爆撃機3機が北海道の日本海沿岸に沿い飛行した。一旦姿を消して、再び2機で姿を現し、今度は朝鮮半島から対馬海峡の九州北岸を通過、続いて東支那海を南下、沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡を通り太平洋に進出、その後日本列島の南東岸沿いに北上し、北海道東部の択捉島—国後島の間を抜け北海道を周回してシベリア方面に立ち去った。

NASA、太陽系生成時の痕跡を止める木星近傍の小惑星探査を実施へ

「ルーシー」

「ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)」(以下LM)社と「スペース・システムス/ローラル(Space Systems/Loral)」(以下SS/L)社の2社が、今度は太陽系成立初期の姿を残す小惑星を調べる探査機を開発する。開発するのは、「ルーシー(Lucy)」と「プシュケ(Psyche)」と名付けられた探査機で、火星軌道を超え小惑星帯を過ぎて木星と同じ太陽周回軌道上を回る「トロヤ群(Trojan)」小惑星を目指す。

エアロジェット・ロケットダイン、「RDE」回転デトネーション・エンジンの開発を進める

DF-TECH-Detonate-1_AerojetRocketdyne

ガスタービンの性能向上は最早限界に近づいている。これを乗り越える手段として、空気と燃料の混合気の加圧と燃焼を根本的に改める方策の研究が進んでいる。すなわち、過去数十年にわたり米海軍、米空軍、NASA、ロシア、日本、フランス、中国などのエンジン研究者達が追い求めてきた「RDE= Rotating Detonation Engine(回転デトネーション燃焼サイクル・エンジン)」がそれである。