社会

「政治家の不倫」黙認できる寛容さがほしい

 「幹事長内定の夜、彼女は都内の高級ホテルに密かにチェックインした。部屋で落ち合ったのは、赤ワインとビールを手にした妻子ある弁護士」週刊文春(9月14日号)トップ記事のリードだ。彼女とは元民進党政調会長の山尾志桜里氏、43歳である。東大法学部卒の元検察官で、小沢ガールズの1人として政界入りし、待機児童問題で安倍政権を追及してその名を上げたことで知られる。山尾氏はこの文春の記事で民進党を離党した。

「小池百合子」という政治家は初の女性首相を目指すか

7月の東京都議選で惨敗するなど自民党の「1強政治」に陰りが出ている。民進党も求心力を失い、蓮舫代表や野田佳彦幹事長が辞意を表明した。こうした2大政党の揺らぎが、どう政界再編につながるのかはまだ分からない。一方、都議選で自ら立ち上げた地域政党「都民ファーストの会」を率いて大勝した小池百合子都知事の動きが、大きく注目されていることだけは確かである。

ピラタスPC-12独占の単発ビジネス機市場に、セスナが新型機“デナリ”で参入

Surf Air Pilatus PC-12/47E

「ピラタスPC-12」は、単発ターボプロップの旅客/貨物両用機で、小規模航空会社やリージョナル航空で愛用されている。米空軍でもU-28Aとして28機を使用中で、世界の単発ターボプロップ機市場をほぼ独占している。PC-12の成功を受け、テキストロン・アビエーション(Textron Aviation)の傘下にあるセスナ航空機(Cessna Aircraft)では、2015年にPC-12に対抗する新型機「デナリ」の開発を決めた。

新聞ジャーナリズムよ、反骨精神を忘れるな

 獣医学部の新設をめぐる加計学園問題の読売新聞と産経新聞の報道ぶりに驚かされる。安倍政権擁護の「御用新聞」と批判されても仕方ない。読売は情報量が多く、ニュースの分析力もしっかりしていると評価していた。産経は十年間、私が論説委員として社説を書いてきた新聞社だ。それだけに残念である。

「那須の雪崩事故」山に絶対安全などない

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自然を侮ってはならない。これが栃木県那須町の茶臼岳(1915 ㍍)で、雪上訓練(雪訓、せっくん)中に高校生ら8人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故の教訓だろう。問題の雪崩の事故は3月27日午前8時半ごろ、茶臼岳の中腹のスキー場付近で起きた。

リージョナル市場に参入、「ズーナム・エアロ」ハイブリッド機

Zunum 10席

ワシントン州カークランド(Kirkland, Washington)に、2013年に設立されたばかりの航空機メーカーが電動航空機で民間航空機市場に参入を計画している。この企業名は「ズーナム・エアロ(Zunum Aero)」、効率の良い電動小型旅客機の開発構想を発表した(今年4月)。

「受動喫煙論議」全面禁煙に勝る対策なし

 「百害あって一利なし」と分かっていながらどうしてすっきりと解決できないのだろうか。今回はたばこの話である。

 2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、厚生労働省が他人の吸うたばこの煙を吸い込む受動喫煙を防ぐための法案(健康増進法の改正案)をまとめた。焦点の飲食店は原則店内を禁煙にしたが、喫煙専用室の設置を許可、さらにバーやスナックなどの小さな飲食店は例外的に喫煙を認めた。

 「ポスト・トゥルース」を野放しにするな

新聞やテレビの調査報道など真実の追及が大きく評価されてきたアメリカで「うそ」が世論を形成し、政治を動かしている。信じられない事態だが、その元凶は米大統領選に当選したトランプ氏の言動にある。昨年11月、世界最大の英語辞典を発行するイギリスのオックスフォード大学出版局もこの事態をとらえて2016年を象徴する言葉に「ポスト・トゥルース」(Post Truth) を選んだと発表した。「真実が終わった後」…。事実や真実ではなく、感情や個人的な信条で世論が作られるという意味である。

人間はAI(人工知能)を使いこなせるのか

 AI(人工知能)が自ら学習しながら進化していく「深層学習(ディープラーニング)」が急速に進歩した結果、チェスより複雑な囲碁でトップクラスの棋士に勝てるようになった。囲碁の世界だけではない。いまやAIは医療、交通、エネルギー、教育、文芸といった人類の生活すべてに大きな変化をもたらそうとしている。