カテゴリー: 航空と宇宙

「ニュー・ホライゾンズ」冬眠から目覚め、いよいよ冥王星へ

NH冥王星へ

去る12月6日、NASAの探査機ニュー・ホライゾンズは、地球から約48億kmの距離を飛行し、太陽系の外縁、カイパー・ベルト天体(KBOs)にある冥王星まであと2.5億kmに近づいた。ここで冬眠状態から起こされ、観測装置に電源が入り観測の準備が始まった。

中国艦隊、西太平洋演習を終え沖縄本島—宮古島海峡を通過

まきなみ112

海上自衛隊大湊基地第3護衛隊の護衛艦「まきなみ」および那覇基地第5航空群所属の「P-3C」哨戒機が、宮古島南東約120kmを北上する中国艦隊を発見した。艦隊は、ルーヤンII級ミサイル駆逐艦1隻、ソブレメンヌイII級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイII級フリゲート艦2隻、フチ級補給艦1隻、およびドンデイアオ級情報蒐集艦1隻の合計6隻。

エンブラエル製フェノム 100小型ジェット機の墜落事故

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米東部時間12月8日の朝メリーランド(Maryland)州モンゴメリー郡(Montgomery County, Md.)にあるガイザースバーグ(Gaithersburg)空港(KGAI)ランウエイ14に着陸進入中の自家用ジェット機が、ランウエイ手前約1マイルの地点に墜落した。

中国軍機、頻繁に沖縄列島通過を繰り返す

10日の中国機

防衛省統合幕僚監部の発表(平成26年12月10日)によれば、中国軍機が沖縄本島–宮古島の間の空域を西太平洋に向け通過、往復した。これは去る6日および7日に続いて3度目の往復通過飛行となる。これに対し航空自衛隊は、那覇基地第83航空隊所属のF-15 戦闘機を緊急発進させ、領空侵犯に備えた。

中国軍機、二日連続で沖縄列島を通過し太平洋に進出

7日の中国機航跡

統合幕僚監部の発表(平成26年 12月7日)によると、中国軍機5機が前日に引き続いて沖縄本島–宮古島間の空域を東進し西太平洋に向かい、暫くして反転、再び同空域を通過・西進して東シナ海方面に飛び去った。撮影写真の機体番号から推定して、7日の5機は前日飛来の機体と同じ。現在西太平洋で実施中の中国海軍演習に参加したのは明らかだ。

中国軍機5機相次いで沖縄列島を通過、空自機は緊急発進で対応

12-06中国機行動

防衛省統合幕僚監部の発表(12月6日)によると、同日中国軍機「Y-9情報蒐集機」1機、「Y-8早期警戒機」2機および「H-6爆撃機」2機の合計5機が、相次いで沖縄本島と宮古島の間の空域を通過した。

防衛省、「V-22オスプレイ」、「グローバルホーク」、「E2-Dアドバンスド・ホークアイ」の採用を公式発表

安部総理

防衛省は去る11月21日に「お知らせ」で「早期警戒機の機種決定」、「滞空型無人機の機種決定」、および「テイルト・ローター機の機種決定」の発表を行った。一部のマスコミが小さく報道しただけなので、関係する外誌の記事を含めて紹介したい。

我が空自向け次期戦闘機F-35Aの生産、漸く開始

f-35takeoff-lockmart

米国防総省は、このほどロッキードマーチンとの間で、F-35戦闘機の少数初期生産 (LRIP=low-rate initial production) 8期目、すなわち「LRIP 8」の契約を取り交わした。空軍用F-35Aの単価は、エンジンを別にして9,480万㌦(約110億円)になる。

我国の次世代戦闘機「F-3」の概念設計が進む

F-3の最新の概念設計

日本が目指す次世代戦闘機F-3は、速度よりも遠距離性能に重点を置き、それに独自に研究を進めている複数の技術を盛り込んだものとなる。すなわち、想定される数的劣勢を跳ね返すため、友軍機と目標視認データの共有化、大型の高性能ミサイルを胴体内へ搭載、退避中でもミサイル誘導が可能、などの技術だ。

珠海中国航空ショーでCX-1超音速巡航ミサイルを公開

Chinese CX-1

「2014中国航空ショー」(11月11日〜16日)で、CASC (China Aerospace Science and Technology Corp.=中国航天科技集団公司)が新しい超音速巡航ミサイル”CX-1”を公開した。2種類あり、CX-1Aは艦載用、CX-1Bは地上発射型である。