中国空軍の核武装可能な爆撃機が2機編隊で、日本の南西諸島に接近し航空自衛隊はスクランブル(緊急発進)で警戒監視に当たった。第一列島防衛線といわれる沖縄本島ー宮古島の空域を通過し西太平洋への往復飛行を実施した。中国側のこの種のフライト確認は7月24日のY8早期警戒機接近以来。爆撃機の通過確認は初めて。中国は、尖閣列島の”実行支配”に向け南西諸島での空、海軍の対日圧力を着実にエスカレートし始めたのが気がかりだ。
カテゴリー: 防衛
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先進技術実証機[ATD-X](心神)の組立て始まる
これは、2013-09-02掲載の「先進技術実証機[ATD-X](心神)から次世代戦闘機[F-3]へ」を補完するため、2012-04-16他ブログに掲載した表題解説「先進技術実証機[ATD-X](心神)の組立始まる」を転写したものである。
三菱重工業では3月26日、防衛省から受注した“先進技術実証機/ATD-X/心神”の構造試験供試用機体の組立てを開始した。”心神”は防衛省技術研究本部で2000年に研究が始まった構想で、2009年度からは三菱重工等と協力して本格的な研究開発が開始された。これで高いステルス性と高機動性を備えた実証機を製作する。今回の鋲打ち式で作る機体は実物大の構造試験供試用機体だが、続いて飛行試験用機体を製作し2014年9月に初飛行を予定している。その後2016年の開発完了まで2年間の飛行試験を行ない、その成果を将来戦闘機の開発に繋げたいとしている。
先進技術実証機[ATD-X](心神)から次世代戦闘機[F-3]へ、
防衛省技術研究本部[TRDI]が三菱重工と契約して開発中の「先進技術実証機[ATD-X](心神)」は、2014~15年(平成26~27)の初飛行を目指して準備が進んでいる。[ATD-X]はその後2年間試験を続け、先進技術の成果を見極めて計画を終了する。防衛省・[TRDI]は、これで得た技術を基にして2016~17年より次世代戦闘機[F-3]の開発をスタート、2025年に初飛行、2027年頃からの量産開始を目論んでいる。
[ATD-X](心神)については、ブログ「世界の大学ニュース、志望校を知ろう、母校を応援しよう」内の「大学生のための現代教養講座」に次ぎの記事を掲載済み。
* 2012-04-16掲載「先進技術実証機“心神”の組立て始まる」
* 2012-11-12掲載「日本の次世代戦闘機F-3 は実現するか?」