中国海軍、沖縄周辺で活発な動き

防衛省統合幕僚監部は、10月30日午後、沖縄周辺の活発な中国海軍の動きに繋がる艦船の動向を発表した。

それによると同日午前4時頃、沖縄県宮古島北東約100㌔の海上で西太平洋から東シナ海方面へ向け北西進する中国の艦船を警戒中の第1護衛隊群(横須賀)所属の護衛艦『いかずち』(4,550㌧)と第1海上輸送隊の輸送艦『ときわ』(8,100㌧)が発見した。識別の結果、『ルフ級』駆逐艦、『ジャンカイⅡ級』フリゲート艦、『フーチン級』輸送艦の3隻と判明した。

JALのエアバスA350選択で業界に波紋

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ボーイングとエアバスが競り合う世界の航空機市場のバランスがJALのA350選定で変動しそうだ。これ迄日本の市場はボーイングが90%を占めていたが、今回の契約で状況が変わるかも知れない。日本の航空宇宙業界はずっとボーイングと緊密な関係が続いてきたが、ここへ来てJALのみならずANAもエアバス発注に踏切る可能性が出てきた。またJALはこれで暫くはボーイング777Xを買うことはなさそうだ。

西太平洋の軍事演習帰途の中国海軍艦船が与那国島接続水域航行

西太平洋で中国人民解放軍が実施中の軍事演習『機動-5号』から帰還途中の中国海軍艦船が沖縄県・与那国島の接続海域を5時間近く航行した事実が分かった。同時に同演習が日本最南端の沖の鳥島(無人島)を標的にした可能性が浮上、中国の日本固有の領土に対するあからさまな”野心”に総理官邸、防衛、外交当局は警戒感を強めている。

中国海軍、原潜部隊のベール剥ぐ。人民日報(日本語版)で極秘写真公開

中国海軍の原子力潜水艦部隊の㊙写真が、人民日報(日本語版)10月29日付けトップ記事で公開された。これまで厳しい報道管制で”機密のベール”に閉ざされていたが、初公開の背景は西太平洋の覇権確立を目指す中国の対日圧力の一環と見られる。公開された写真は何れもカラーで原潜の外部全体写真に加え、艦内の様子、更には放射能関連事故が発生した際の制圧訓練の様子まで紹介している。

露・電子偵察機、日本海側から中国地方に接近。空自、スクランブル

防衛省統合幕僚監部は10月28日、露・海軍電子偵察機が日本海側から中国地方に接近したのを受け、要撃戦闘機でスクランブル(緊急発進)したと公表した、去る、10月12日に同種の機体で、同一ルートの飛行がスクランブル機に確認された。露側の電子偵察のターゲット等、意図の分析を急ぐ。